文化系港区女子、静かに生きて19年」 – SNSもYouTubeもなかった時代から、感性で仕事を創るまで

昨日、ONE DAY ONE UNITの最終日、41回もオンラインキャンプをしているけれど、はじめて1D1U Campに参加した男性から、Zoom懇親会で「ひとみさん、東京のどこに住んでるんですか?」と聞かれました。

「2007年から港区女子です」と答えると、参加者の方が「えー!」と驚いてくれたのが、ちょっと面白くて。

でも実際のところ、私は飲みにも行かないし、ただ静かに暮らしているタイプの文化系港区女子です。山には行くけど。六本木にも近いんですが、国立新美術館くらい。行くなら、ミニベロ漕いで銀座。ただ住んでるだけって感じなんです。

そんな話の流れで、独立当初の話もしました。

私が2004年にブログを始めたころ、ちょうどその時代は真鍋かをりさんやしょこたんが“ブログの女王”と呼ばれていた時代。私もその波に乗ってファッションジャンルで人気ブログランキング1位になりました。

まだSNSもない、YouTubeもない、情報を得るには本を買うか、セミナーに出るか、人から聞くしかなかった時代。

私は当時アパレルの店長をしていて、部下の才能を引き出すにはどうしたらいいか悩んでいた時、コーチングという言葉に出会いました。独立するつもりではなかったけど、勉強を始めた頃にたまたまメンターとの出会いがあって、そこから流れが変わっていきました。

自分でHPを作り、Google広告に課金。当時はコーチングをやっている人も少なく、「コーチング」と検索するとほとんど私が出てきてしまうくらい。毎月80セッション近くこなす日々でした。接客に悩む人向けのDVDを作って販売したら、それが千本以上売れたりして。その流れで、企業から接客セミナーをよく依頼されていました。

そんな風にして、自分で情報を集め、人とつながり、ゼロから仕事を作ってきた。その延長線上に、今、19周年の記念講演をやろうとしている自分がいます。

あのころの、情報が手に入りにくい時代を生きてきたからこそ、自分の感性で選び、動き、形にしてきたことに、今あらためて意味を感じています。

たまにはこんな話もしてみようかなと思って、今日は書いてみました。

港区女子の静かな日常から、こんにちは。