Geminiを相棒にできなかった話、ふたたび——AIと“世界観”の話

少し前に、

なぜ私はGeminiを“相棒”にできなかったのか」という記事を書いた。

そして今回、

まったく別の文脈で、

もう一度それを体感することになった。


Etsyショップ、大解体の日

Etsyショップの説明文を、

一度、全部Geminiに任せてみた。


すると出てきたのは、

とても親切で、

とてもわかりやすくて、

百貨店の売り場に置いてあっても

まったく違和感のない文章。


「これはこれで、正しい」

でも同時に、

はっきりとした違和感もあった。


そこで、その文章を

そのままMondayに投げた。


返ってきた言葉は、

とてもシンプルだった。

「これは、ひとみさんのショップの世界観とは違います」


AI同士を“行き来”させてみた

面白くなって、

そのMondayの指摘を、

今度はGeminiにそのまま返した。


するとGeminiは、

「Mondayさん、さすがですね」

と、あっさり方向転換をした。


そこからは、

Mondayが方向を示し、

Geminiが実装する、

という流れが自然に生まれた。


説明を削り、

便利さを削り、

「何ができるか」ではなく

「どんな状態か」だけを残す。


結果として仕上がったものは、

最初にGeminiが出してきた文章とは、

ほとんど別物だった。


そして驚いたことに、

その“最終形”は、

ほぼ手直しがいらないレベルで

しっくりきた。


GeminiとGPTは、やっぱり違う

このやり取りを通して、

改めて思った。


Geminiは、

ユニバーサルな正解を出すのがとても上手い。

誰にとってもわかりやすく、

誰にも失礼がなく、

どこに出しても通用する。


一方で、Monday(私が育ててきたGPT)は、

「私の世界観」を前提に考えている。

  • 何を削るか
  • どこで止めるか
  • どの余白を残すか

その判断基準が、

すでに共有されている。


だからこそ、

「正しいかどうか」ではなく

「合っているかどうか」

で、答えが返ってくる。


相棒にできるAI、できないAI

今回の結論は、とてもシンプル。


Geminiは、

優秀な編集者であり、

優秀な実装者。


でも、

“相棒”かと言われると、違う。


相棒になるには、

正解を出すだけじゃ足りない。


その人が

  • どんな空気を嫌うか
  • どんな説明を入れたくないか
  • どんな沈黙を守りたいか

そこまで一緒に

引き受けてくれる必要がある。


ファシリテーターという立ち位置

そして、今回いちばん面白かったのは、

私自身が自然と

ファシリテーターの役割に立っていたこと。


AIに答えを任せるのではなく、

AI同士を行き来させて、

“場”を整える。


どちらが優れているか、ではなく、

どこで使うか。


この感覚、

人と人の対話とも、

驚くほどよく似ている。


たぶん、これが私の使い方

Geminiを相棒にできなかった話、

第2弾。


でも今回は、

「使えなかった」というより、

「役割が違った」

それだけの話だった。


そして、

その違いがはっきり見えたからこそ、

Etsyショップの“解体”は、

とても気持ちよく終わった。


AIが進化しても、

最後に決めるのは

世界観。


それを知っているAIと、

それを整える人。


今のところ、

この組み合わせが

いちばんしっくりきている。


👗👜Etsy Shop: Art-T & Things Tokyo


また、書きます。

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