11:11を見るのは、スピリチュアルではありません。RASです。
最近ゾロ目をよく見ませんか?
11:11、22:22、333——「また見た!これは何かのサインかも」と思ったことはありますか?
スピリチュアルな話をしたいわけではありません。これは脳の仕組みの話です。
あなたがゾロ目を「よく見る」のは、ゾロ目が増えたからではありません。あなたの脳がゾロ目を探しているからです。
RASとは何か
脳には、RAS(網様体賦活系)という機能があります。
難しい名前ですが、仕組みはシンプルです。「重要だ」と判断した情報だけを意識に届け、それ以外をフィルタリングする機能です。
私たちは毎秒、膨大な量の情報にさらされています。音、光、匂い、人の表情、街の看板——全部を意識していたら、脳はパンクします。だからRASが「これは重要、これは不要」と仕分けして、必要なものだけを届けてくれる。
便利な機能です。ただし——何を「重要」と判断するかは、あなたのOSが決めています。
ポール・マッカートニーが教えてくれたこと
6年前のことです。
TM瞑想を学ぼうかどうか、頭の片隅で考えていました。そんなとき、街でポール・マッカートニーの看板が目に飛び込んできた。
「これは、やれってサインだ!」
そう思いました(笑)。
でも実際は違います。ポール・マッカートニーがTM瞑想の実践者だという知識が頭にあったから、RASがその看板を「重要」と判断して意識に届けただけ。その看板は、ずっとそこにあったはずです。
現実は変わっていない。フィルターが変わっただけ。
ただ——その後、私は実際にTM瞑想を始めました。そしてハリウッドへ行ったとき、TM瞑想の熱心な実践者として知られるデヴィッド・リンチの家の前まで行っていました(笑)。
スピリチュアルなサインではなかった。でも、RASが動いた先に、人生が動いていた。
これが、RASのハイブリッドな面白さです。
「私は報われない」というOSを持つ人のRAS
ここからが本題です。
もしあなたのOSに「私は報われない」という前提が入っていたら——RASは毎日、こんな証拠を集め続けます。
- 頑張ったのに褒められなかった。
- 気を遣ったのに気づかれなかった。
- あの人は評価されているのに、私は。
これらは現実に起きていることかもしれません。でも同時に、「報われた瞬間」はスルーされています。RASがフィルタリングしているから。
結果として——「やっぱり私は報われない」という前提がさらに強化される。そしてRASはまた、報われない証拠を探し始める。
これは悪循環ではありません。OSが正確に機能しているだけです。
RASを味方にするとは、どういうことか
「ゾロ目を見るのをやめなさい」と言っても、意味がありません。RASに命令はできないからです。
でも、OSを変えると、RASのフィルターが変わります。
「私は報われない」という前提が「私はすでに報われている」に変わり始めると——RASは今度は、報われている証拠を集め始めます。
同じ現実の中に、全然違う景色が見えてくる。
ポールの看板を見てTM瞑想を始め、デヴィッド・リンチの家の前まで行ってしまったように——OSが変わると、RASは新しい景色を連れてきます。
あなたのRASは今、何の証拠を集めていますか?
少し立ち止まって、考えてみてください。
Infinity Labでは、あなたのOSのフィルターを一緒に観ていくセッションを準備しています。近日公開予定——続きの記事もお楽しみに。*
Art of Being
堀口ひとみ
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