私は長い間、質問にはベクトルがあると話してきました。
過去に向かう質問。
未来に向かう質問。
視座を上げる質問。
可能性を広げる質問。
傾聴や質問について教える中で、そんなふうに質問を分類してきました。
実際、それは今でも間違っていないと思っています。
でも、ジョー・ディスペンザ博士や、海外のライフコーチや神経科学の話を聞いていて、ひとつ腑に落ちたことがありました。
もしかすると、質問の分類はもっとシンプルなのかもしれない。
それは、
その質問は、サバイバルモードを強化する質問なのか。
それとも、
クリエイティブモードを開く質問なのか。
ということです。
例えば、
「なぜ私はうまくいかないんだろう。」
「私の何が悪かったんだろう。」
「また失敗したらどうしよう。」
こういう質問は、とても真面目です。
頑張っている人ほど、こういう問いを自分に投げています。
でも、その問いを投げた瞬間、身体は少し縮こまる。
危険を探し始める。
足りないものを探し始める。
失敗の可能性を探し始める。
これは、サバイバルモードの問いです。
一方で、
「もし制限がなかったら、私は何を作るだろう。」
「今日、私は何を小さく始められるだろう。」
「未来の私は、今の私に何をさせるだろう。」
こういう問いを投げた時、人は少し前を向きます。
可能性を探し始める。
素材を探し始める。
まだ存在していない未来を探し始める。
これは、クリエイティブモードの問いです。
面白いのは、
同じ未来の質問でも、サバイバルモードのものがあるし、
同じ過去の質問でも、クリエイティブモードのものがあることです。
つまり、本当に大事なのは時間軸ではない。
その問いが、
自分を守ろうとしているのか。
それとも、
何かを創ろうとしているのか。
私は長い間、質問を時間軸で分類していると思っていました。
でも今思うと、
私がずっと見ていたのは、
人の神経系の向きだったのかもしれません。
そしてAI時代になって、私はますます思います。
これから大切になるのは、答えを持つことではない。
どんな問いを持つか。
AIは答えを出してくれます。
でも、どんな答えが返ってくるかは、
こちらがどんな問いを投げるかで決まります。
あなたは、普段、どんな質問を自分や周りに投げかけていますか?
いつも使っているChatGPTに聞いてみるといいかもしれません。
「私は普段、どんな質問をする傾向がありますか?」と。
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