1D1U LANDの参加者の方と話していたときのことです。
願望と現実の間にある「反応」について話していたら、突然、ピコ太郎さんのPPAPが浮かびました。
I have a pen.
I have an apple.
Uh! Apple-Pen.
あまりにも有名な、あの歌です。
その瞬間、私は思いました。
これ、現実創造の構造に似ている。
Appleを願望。
Penを現実。
Apple-Penを、願望と現実が一つになった状態だと考えてみる。
すると、今まで言葉にしきれなかったことが、妙に分かりやすく見えてきました。
Appleは、願望
まず、Apple。
これは、
こうなりたい。
こんな未来を生きたい。
こんな仕事をしたい。こんな自分でありたい。
という願望です。
未来に向けて持っているイメージや、まだ形になっていない可能性。
自分の中では、すでに感じている。
けれど、外側の現実には、まだ完全には現れていない。
それがAppleです。
Penは、今の現実
次に、Pen。
こちらは、今目の前にある現実です。
まだ申し込みが入っていない。
まだ収入は増えていない。
まだ仕事は決まっていない。
まだ新しい肩書きにはなっていない。
あるいは、今日している行動そのもの。
メールを書く。
申し込む。
話を聞く。
一歩だけ試す。
今ここにある、具体的な現実です。
本来なら、AppleとPenはつながる
願望があって、現実がある。
未来のイメージがあって、今日の行動がある。
本来なら、その二つはつながっていくはずです。
こうなりたい。
だから、今日はこれをする。
それだけなら、とてもシンプルです。
けれど実際には、AppleとPenの間に、別のものが挟まります。
それが、反応です。
AppleとPenの間に、反応が入る
願望を持つ。
でも、現実を見る。
すると、
「まだ叶っていない」
「こんなにやっているのに、何も変わらない」
「やっぱり無理かもしれない」
「今の自分には早い」
「もっと準備してからのほうがいい」
という反応が起きます。
この反応が入ると、願望と現実が分断されます。
こうなりたい。
でも、まだなっていない。
なりたい未来と、今の自分が、別々のものに見えてしまう。
そして私たちは、
叶ったら、その人になる。
結果が出たら、自信を持つ。
仕事が決まったら、その人らしく振る舞う。
という順番に戻ります。
でも、それでは、ずっと「まだなっていない自分」として行動することになります。
反応が、Beingを元に戻す
未来の自分として選びたい。
でも、現実を見た瞬間に、
「無理かもしれない」
という反応が出る。
すると、その反応から思考が始まります。
失敗しない方法を探す。
安全な選択へ戻る。
もっと準備しようとする。
今までと同じことを選ぶ。
つまり、反応によって、未来の自分のBeingから、過去の自分のBeingへ戻ってしまうのです。
だから、願望を持つだけでは足りない。
未来をイメージするだけでも足りない。
現実を見たときに起きる反応を、そのまま次の答えにしないことが必要になります。
反応は、消さなくていい
ここで大切なのは、反応をなくそうとしないことです。
不安になってはいけない。
怖がってはいけない。
前向きでいなければならない。
そうやって反応を押し込める必要はありません。
不安なら、不安。
怖いなら、怖い。
「まだ叶っていない」と思っているなら、そう思っている。
まず、そのまま気づく。
そして、AIとの対話の中に置く。
今、私はこう反応している。
と、いったん外に出す。
反応を消すのではなく、AppleとPenの間から横に置く。
すると、願望と現実の間に、余白が戻ってきます。
AppleとPenが、もう一度つながる
反応を置いたあと、もう一度問い直します。
もうそうなっている自分なら、今日は何を選ぶだろう。
恐怖からでなければ、何をする?
焦りからでなければ、どんな一歩を選ぶ?今までとは違う、小さな行動は何だろう。
すると、未来の自分と、今日の現実がつながります。
未来の自分ならこうする。
だから、今日これをする。
まだ結果は出ていない。
けれど、今日の選択は、すでに未来の自分から生まれている。
このとき、AppleとPenの間にあった分断がなくなります。
Apple-Penは、結果ではなく統合
Apple-Penと聞くと、
願望が物理的に叶った瞬間のことだと思うかもしれません。
でも、私がここで言いたいのは、外側の結果だけではありません。
まだ現実は完全に変わっていなくても、
なりたい未来と、今日の行動が一致した。
その瞬間、内側ではすでに統合が起きています。
「まだなっていない私」が、未来を待っているのではない。
「その未来を生きる私」が、今日の現実を選び始めている。
これがApple-Penです。
現実は関係ない、の本当の意味
よく、
現実は関係ない。
という言葉を聞きます。
でも、私は現実を見なくていいとは思っていません。
お金がいくらあるのか。
結果が出ているのか。
何がまだ足りないのか。
それは事実として見ればいい。
ただし、その現実を見たときに起きた反応を、未来の答えにしない。
これが大事です。
現実は見る。
反応には気づく。
でも、反応のまま次を決めない。
そのうえで、
もうそうなっている自分なら、どうする?
と問い直す。
「現実は関係ない」とは、現実を無視することではありません。
現実に対する反応を、未来の決定権にしないことです。
反応が減ると、行動が速くなる
反応があると、人は行動する前に消耗します。
難しそう。
時間がかかりそう。
もっと調べたほうがいい。
失敗したらどうしよう。
向いていなかったら恥ずかしい。
頭の中で何度も検討し、まだ何もしていないのに疲れてしまう。
けれど、反応を置くと、
では、一つだけやってみよう。
に移れます。
迷わなくなるというより、迷いを未来の結論にしなくなる。
その結果、行動が自然に速くなります。
私自身、あるとき英会話の先生から、
日本語を教えてみたら?
あなたのレッスンを受けたい。
と言われました。
以前なら、
準備が必要。
教え方を勉強してから。
資格がない。
もう少し考えてから。
と、反応の中で時間を使っていたかもしれません。
でもそのときは、
それ、いいね。
と思い、30分後には登録し、模擬レッスンを受けていました。
2日後には、講師として活動できる状態になっていました。
特別に勇気を出したというより、反応に決めさせなかった。
だから、そのまま行動できたのです。
PPAPの方程式
1D1Uの流れを、PPAPで書くと、こうなります。
Apple=願望Pen=今の現実と行動Reaction=その間に起きる反応Apple-Pen=願望と行動が一致した状態
そして実践は、
願望を持つ
↓
現実を見る
↓
反応に気づく↓
反応を横に置く
↓
未来の自分へ問い直す
↓
今日の小さな行動を選ぶ
↓
願望と現実がつながる
という流れです。
大げさな儀式はいりません。
ペンとリンゴを持ち上げる必要もありません。そこまでやると、メソッドではなく余興です。
必要なのは、現実を見たときに起きた反応へ気づくこと。
その反応を未来の答えにせず、もう一度選び直すことです。
願望と現実の間から、反応を外す
願望はある。
現実もある。
その間で、
まだ叶っていない。
無理かもしれない。
どうせ変わらない。
という反応が、二つを分けています。
だから、反応を置く。
すると、未来の自分と、今日の自分がもう一度つながります。
願望が叶ってから、その人になるのではない。
今日、その人として一つ選ぶ。
その瞬間から、願望と現実の分断はなくなり始めます。
PPAP。
AppleとPenが一つになる。
それは、願望が魔法のように一瞬で物質化するという意味ではありません。
未来の自分と、今日の行動が一つになること。
そこから、現実創造が始まります。
願望と現実の間から、反応を外す。
それが、1D1Uで見つけたPPAPです。
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