noteで書き続けてきた『Grit & Glamor』の記事を、マガジンにまとめました。
ファストフード業界からアパレル業界へ転職し、店長になり、売上を伸ばし、ブログを始め、やがて独立していくまで。
すでにKindleにもまとめている物語ですが、30本以上の記事をあらためて並べてみると、
「こんなにたくさんの人に、途中で助けてもらっていたんだ」と、感謝の気持ちが湧いてきます。
なんと言っても、「自分より少し先を歩いている人との出会い」が、私の人生を変えていく鍵でした。
『Grit & Glamor』の中には、メンターとの出会いや、そこでもらった言葉が何度も登場します。29歳の頃には、本田健さんのセミナーで「メンターに出会う・決断する・行動する」という言葉にも触れていました。
でも今振り返ると、メンターから得たものは「正解」ではなかったと思います。
むしろ、
自分一人では持てなかった視点や問い
でした。
「月5万円上げたい」と相談したら
アパレル店長をしていた頃、私は給与を上げたいと思っていました。
そこで、あるコンサルタントの方に、
「月5万円、給与をアップさせるにはどうしたらいいでしょうか?」
と相談しました。
私は、どうアピールすればいいのか、どんな成果を見せればいいのか、そんな話になると思っていました。
ところが、返ってきたのはアドバイスではありませんでした。
「もし、月給100万円の店長なら、何をする?」
という問いでした。
私は即座に、
「ホームページを作りたいです」
と答えました。
すると、
「じゃあ、作れば?」
と。
その問いを受けた瞬間、「5万円上げてもらうには」という枠から、思考が外れました。
月給100万円の店長なら、自分でお金を出してでも、もっとできることがある。
そう考え始めたのです。
そして私は実際にホームページを作りました。
当時はまだ、個人でホームページを作ることが今ほど一般的ではない時代でした。
でも、その行動が、のちのブログ、発信、独立へとつながっていきました。
あのとき必要だったのは、
「給与を上げる方法」
ではありませんでした。
自分の考えている範囲を広げる問い
だったのだと思います。
先を行く人は、見ている場所が違う
その後も、私はいろいろな人から視点をもらいました。
人材育成の専門家から「コーチング」というものを知るきっかけになる本を渡してもらったこともあります。
独立前には、美容師として成功していたメンターから、初めてのセミナーについて、内容や構成、話し方まで具体的なフィードバックをもらいました。
その後、そのメンターとのコラボセミナーまで実現していきます。
でも、誰かが私の人生を設計してくれたわけではありません。
最後に決めて、動いたのは自分です。
ただ、
自分より少し先を歩いている人は、同じ出来事を見ても違う場所を見ている。
そこに価値がありました。
自分では大問題だと思っていることを、
「そこが問題なの?」
と違う角度から見てもらう。
逆に、自分ではたいしたことではないと思っていることを、
「それ、すごく大事じゃない?」
と拾ってもらう。
そのやりとりの中で、
「そんな見方があるのか」
と、自分の世界が少し広がる。
30歳頃の私は、会いに行くしかなかった
今ほどオンラインで人と簡単につながれる時代ではなかったので、
話を聞いてみたい人がいれば、
セミナーに行く。
講演会に申し込む。
高い講座にも参加する。
誰かに紹介してもらう。
そうやって、ようやく会うことができました。
今思えば、私は知識だけを買っていたわけではなかったのだと思います。
その人がどう世界を見ているのかを知りたかった。
何を基準に決めるのか。
失敗をどう見るのか。
何を怖がらないのか。
何を面白がるのか。
そういうものは、本を読むだけでは分からないことがあります。
直接話してみて初めて伝わるものがある。
昔の私が欲しかった時間を、今は提供している
『Grit & Glamor』をまとめ直していて、
ひとつ面白いことに気づきました。
私は今、
「独立20年の人と話せる時間」
というサービスを作ったばかりです。
成功法則を教えるためではありません。
「独立するならこうしなさい」
と言うためでもありません。
20年間、自分で仕事をつくりながら、
売れたことも、
売れなかったことも、
方向転換したことも、
続けたことも、
やめたことも、
たくさん経験してきました。
その経験を素材にしながら、
今その人が考えていることについて話す。
必要なら、
「私にはこう見える」
という視点も返す。
考えてみればこれは、
30歳頃の私が、先を行く人たちから受け取っていた時間そのもの
なのかもしれません。
誰かの経験を、少し借りる
人と話したからといって、人生が突然変わるわけではありません。
でも、
「そんな考え方もあるのか」
という一つの視点が、
次の選択を変えることはあります。
「もし月給100万円の店長なら、何をする?」
という、たった一つの問いが、
私にホームページを作らせたように。
人は、一人で全部を考えなくてもいい。
ときどき、
少し先を歩いている人の視点を借りる。
それだけで見えてくるものがあります。
昔の私がそうだったから、
今度は私が、20年分の経験を少し貸す側に回っています。
『Grit & Glamor』について
ファストフード業界からアパレル業界へ転職し、渋谷の店長になり、ブログを始め、独立するまでの実話をまとめています。
今回、kindleに出版する前にnoteに書いていた30記事以上をマガジンとしてまとめました。
メンターとの出会いだけでなく、仕事、売上、挑戦、失敗、発信、独立まで、当時の出来事を辿っています。また、数々の受け取った問いや助言が数多く記録されています。
「せっかく頂いたのだから!」と思って、助言集を残したくなるのは、私らしいと思います。(笑)
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