足りないものを探していたら、20年分の“ある”を見落としていた。

毎日のジム30分ウォーキング&お風呂のあと、かならずと言っていいほど、何かが降りてくる。そうすると、23時からまたPCに向かうことになり、時間も忘れて2時まで作業してしまうのだ。

今日も、「自分のことを知らない場所」で、自分をどう説明するかについて、GPTとしゃべりながら形にする作業が続いていた。

「郷には郷に従えだよな」と思い、そのプラットフォームで実際に受注が多い人たちを参考にしながら、そのテンプレートに自分の経験、成果、スキルをなぞるように、GPTとプロフィールをリライトしていく。


その瞬間は、

「それ、いいね!」

となる。


ところが、少し時間を置いて見直すと、

「……やっぱり違う」

となるのだ。


今日のお風呂での閃きは、

「私は、20年間、企業に勤めていないことが強みなのでは?」

ということだった。


どうしても法人向けの商品をつくろうとすると、企業側に合わせようとしてしまう。

「こう書いた方が、いろいろな職種にも対応できるよね」

「もう少し幅広く見せた方がいいよね」

と、なぜか急に謎の柔軟性を発揮しはじめる。(笑)


でも、そうやって整えていくと、だんだん、

「それって、私じゃなくてもいいよね」

というものになっていく。


お風呂に入りながら、

「いろいろな業態にフレキシブルに対応するより、店舗系に絞ればいいのでは?」

と思った。


私は会社員時代、日本マクドナルドで店舗運営と人材育成を経験し、その後アパレル企業で店長をしていた。

そして独立してからは、20年以上、企業という組織の外にいる。

これまで私は、この「法人から長く離れていること」を、少しディスアドバンテージのように見ていたところがあった。

でも、よく考えたら完全に逆だった。


法人から離れていたからこそ、法人の中とは違う視点を持っている。

しかもこの20年間、個人で仕事をしてきたからこそ、自分で仕事そのものをつくってきた。


セミナーも、コミュニティも、講演も、講座も、その都度、

「こんなのあったら面白いんじゃない?」

から始めてきた。


会社の研修プログラムだったら、企画会議で止まりそうなものまで作った。

変なもの。

マニアックなもの。

説明しにくいもの。(笑)


でも、それを必要としている人がいるなら、つくってしまえる。

そこが、個人で仕事をすることのものすごく大きな自由だったんだと、改めて気づいた。

そして今日、もう一つ大きく見え方が変わったことがある。

私は、

「法人AI研修の実績がない」

「新規顧客の実績がまだない」

「このプラットフォームでは0件」

みたいに、ないものを見ていた。


でも、プロフィールを書き直しながら、逆に今までのことを掘り起こしていったら、

日本マクドナルドで5年間、店舗運営と人材育成をしていたこと。

ファッション業界未経験で転職し、2か月で店長になったこと。

1年以上、思うように成果が出なかったこと。

そこから人との関わり方を変えたこと。

3年間、コーチングを学んだこと。

店長ブログを始め、人気ブログランキングのファッション部門で1位になったこと。

店舗売上が前年同月比168%になったこと。

そして独立後、20年以上、1対1の対話を続けてきたこと。

全部、もうあった。


今日急に手に入れたわけではない。

ずっと持っていた。

ただ、自分が見ていなかっただけだった。


新しい場所に出ようとすると、

「ここで通用するために、何が足りないんだろう?」

と考えやすい。


でも、もしかすると先に見るべきなのは、

「すでに何があるんだろう?」

なのかもしれない。


足りないものを探していたら、20年分の“ある”を見落としていた。

ただし、“あるものを使う”というのは、過去の成功体験や、昔うまくいったやり方をそのまま繰り返すことではない。

実際、成功体験を生かそうとして、うまくいかなかった経験がある。

場所が変われば、人も状況も違う。

昔の正解が、そのまま今の正解になるとは限らない。


新しい自分になるというより、

すでに持っていたものを、今の自分の視点で、新しい場所に合う形へ編集し直している。

そう考えると、これまでの20年も、今やっていることも、少し違って見えてくる。

足りないものを埋めることばかり考えなくてもいい。


まずは、

「あるものを見る。」

そこから、次の仕事はつくれるのかもしれない。