最近、私をまだ知らない人たちに向けて、新しいプラットフォームにセッションやコンテンツを並べる作業をしています。その過程で、今世の中にあるたくさんのコーチングサービスを改めて見て回りました。
壁打ち、思考整理、習慣化、目標達成、キャリア相談、ただ話を聞くサービス、コーチ育成の大きな教材……。
いろいろなサービスを眺めているうちに、ふと考えたんです。
「で、私のセッションって、一体何なんだろう?」
頭の整理、と言われるとちょっと違う。習慣化でもないし、アドバイスをするわけでも、単に話を聞くだけでもない。
そこで、20年以上やってきた自分の歩みを振り返ってみました。
コーチングを始めた頃から、私はずっと「質問」というものを扱ってきました。傾聴についてのメルマガを書き、対話のコミュニティを続け、フィードバックについて深掘りし、Infinity Labで、ジョー・ディスペンザ博士を研究し、『ONE DAY ONE UNIT』では、反応を置くジャーナリグに辿り着いた。
一見すると、それぞれ別のことをやってきたように見えます。でも今になってみると、全部同じ一つの場所につながっていました。
「人は、見ている場所が変わると、導き出す答えが変わる」
私のセッションでやっているのは、まさにこれでした。
相手のお話を聞きながら、私はいつもこんなところを見ています。
この人は、どこからこの出来事を見ているんだろう?
何を『当たり前』だと思っているんだろう?
どんな前提の上に立っているんだろう?
どこを『問題』だと定義しているんだろう?
そうやって相手の立っている場所を見極め、必要なタイミングで、一つ「問い」を置く。
すると、ほんの少しだけ立つ場所がズレるんです。
立ち位置が少し変わるだけで、面白いことが起こります。
さっきまで深刻だった問題が、そもそも問題ではなくなったり。
「AかBか」で悩んでいたのに、まったく新しい「C」が見えてきたり。
「どうすればいい?」と焦っていた人が、「私、本当はどうしたいんだろう?」という自分の中心に戻ってきたり。
これは、目の前の問題を力技で解決したというより、「問題を見ている位置そのものが変わった」という感覚に近いのです。
これまで私は、コーチング、質問、フィードバック、習慣、AI、未来、在り方——本当に色々なテーマを扱ってきました。でも、それらはバラバラな点ではなかった。
すべて、「人が自分の見方を変え、自分の手で次の選択ができるようになるため」のプロセスだったのだと、今ならはっきり分かります。
AIがすぐに答えを出してくれる時代になりました。
だからこそ、私はまた「問い」に戻ってきています。
答えが足りない時代は、もう終わりました。
だからこそ、これからは——
「何を見るのか」
「何を問うのか」
「どこから見るのか」
そのこと自体の価値が、これまで以上に高まっていると感じます。
20年以上コーチングを続けてきて、今さらですが、自分が届けてきたものの本当の姿が、ようやく見えてきました。
この記事を書きながら、DIALOGUEのページもつくり直しました。
私の対話で起きていることを、
話す
→ 余白ができる
→ 問いが入る
→ 見え方が変わる
→ 自分で選べる
→ 未来と今がつながる
という流れで、あらためて言葉にしています。
「私のセッションって、どんな時間なんだろう?」
と思った方は、こちらからご覧ください。
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