転職して半年くらい経過したけれど仕事にまだ慣れていないようで、「また同じ話をしてますよね」とご自身もおっしゃるほど。プレッシャーや、できていないことがいっぱいのようです。
周りの人の助けを借りることが苦手というのがありましたが、周りもSOSを求めることもできるようになってきて、話を聴いてくれたり、気持ちを楽にしてくれるようなことを投げかけてもらったりはしているようでした。
「7割くらいの完成度でいいよ」「適当にやっておけばいいよ」とは言われるようですが、やはり教えてもらった通りにやらないといけないところもあるでしょう。
完璧主義が苦しめているのか? いや、クライアントさんは自称、適当な人だそうです。前の会社もいい意味の適当にやっていて、仕事も進められていたそうです。友達にもそこがいいところだと、最近貰った励ましの手紙に書いてあったようでした。
だんだんと話を聴いていくうちに、「職場のフォーマットが合わないのかな?」と私は感じました。例えば、起業家がサラリーマンに戻ったら、自分のアイデアを生かすまでに、何人もの手順を踏まないと具現化できないことに、ストレスを感じるのと似ていると思います。
「そうなんですよ。お伺いを立てる手順がいろいろとあって、1つのことを通すのに書類や手間がすごくかかります」
「自由の裁量で出来るところのほうがいいのかもしれませんね。つまり、会社のフォーマットがあっていないんじゃないですか?」
「ほぉ、フォーマット。確かにそうかもしれません。ニートをしていたときのほうが、いろいろとやりたいことを思いついて、充実してましたもんね。(笑)」
そこで、救急車が通りました。
「今日はパトカーでなく、救急車ですね。悪いものを取り去ってくれるサインのようですから!」そこから話が切り替わりました。
「では、会社はいつ頃まで頑張りますか?」と終わりを決めたら、今やりたいことで、未来につなげていきたいことの話がスタートしました。
そしてクライアントさんは、初めて自分の夢を語り始めました! ちょうど新月です!
私はアイデアのブレストの相手になりました。今まで作ってきた作品をベースにして、そこから着想していくという案を言いました。クライアントさんとしては、1から考えなくてはいけないと思っていたことで、なかなか進んでいなかったようでしたので、「え、あの話でいいんですか?!」とびっくりしていました。やはり、人にSOSを出すと未来の話が進みますね!
◎セッション後、ご感想を頂きました。
昨日はセッションありがとうございました。仕事について話していたら暗い気持ちになってしまい、このセッションでどこかに着地出来るんだろうか?と思ってました。30分程したら暗さが出尽くしたのか、これからやってみたいことについていつのまにか話してました。ちょうど、救急車が来た後です(笑) 誰にも話したことがない夢。しかも、過去の作品がネタになるとは。一から考えないと、と思っていたので拍子抜けです。あれでいいだなんて(笑)これを機にもう一度過去を振り返ってみたいと思います。セッションの後は、嘘のように明るい気持ちになりました。自分への手紙も書きました。
どうなるか楽しみです。また次回、よろしくお願いします。
イメージが膨らむ相手と対話をすると未来が見えてきます。私の場合、相手の話をよく聴くと、相手の視座から相手の世界の様子がだんだんと映像化されていきます。そこから可能性を見つけてフィードバックしているのです。だからクライアントさんも、既にあるネタで未来を作れる気がして、1歩が進むのです。
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