私は、リモート上司歴15年。

 私の会社は2月が締めの時期ですので、3月はまた新しい期が始まるときです。昨年度は新しいメニューを誕生させて、稼働してみてわかったこともあり、アフターコロナに備えて、いろいろとコンテンツの見直しも必要な感じがしています。

 傾聴のプログラムが1ターム終わったクライアントさんが、また通常の継続コーチングセッションに戻ったりもしています。または、通常のセッションのなかで、傾聴スキルについて教えることもあったり、もはや、どちらでもいい感じになってきました。(笑)

 しかし、「教える」というメニューを開講しなければ、クライアントさんもコーチングだから、教えてくださいというのは、ちょっと違う感じがすると思うので、需要がなかった。教えるメニューができて、より一人の成長が、周りへのいい影響へも繋げるコンテンツに成長できたのではないかと思っています。

 今朝は、海外のクライアントさんとのセッションがあり、日本が少し先に始まっていたリモートワークが始まったそうです。それで、新しい問題といいますか、「メールので指示」や「オンラインでのミーティング」がすべてとなったとき、対面で伝えるのと、オンラインで伝えるのとでは違うので、スキルが必要になってくるのではないかと思いました。

 上司も「飲みニケーション」死語?(笑)できなくなりますし、そうなると、いかにオンライン上だけで、部下のやる気を引き出すか? というスキルが必要になるのです。

 そう考えてみると、私はクライアントさんの上司に代わって、クライアントさんのやる気を引き出したり、頭の整理をしたり、スキルを教えたりして、「リモート上司」を15年やってきたということです。クライアントさんの会社での成果を上げるために、私が間接的に変わっているということです。

 直接現場のことを知らないのに、コーチングによって、クライアントさんの生産性を高めたり、実際にセールスアップを果たしたりできるのです。となると、これからの未来は、こういった意味での上司はいなくなることもあるのかもしれません。その会社のことを知らない外部のプロコーチが、上司になるのが普通の未来が近い気がしてきました。