ブレイクスルーする質問「他にあるんじゃないですか?」

 本日はフジコヘミングさんのソロリサイタルコンサートへ10か月振りにお伺いしました! コロナ禍があり、フジコさんがご健康であることを祈る気持ちでいましたが、90分の演奏を完奏されまして、本当に素晴らしかったです。手が痛むとおっしゃっていたので曲目が変更されましたが、とんどもない! 40代の私よりもものすごいスピードで手が動いていらっしゃいました。(笑) 

 クライアントさんもご一緒していました。4月のコンサートの延期分だったのです。クライアントさんとも久しぶりのお茶の時間となりました。いつもなら、家に招いていましたし、パーティーバーレルの会もしていましたし、セミナーを部屋でもやっていました。それが、2020年は一切なくなったのですから…。

 長年のクライアントさん同士なので、それぞれの状況も知りながらの会話です。3人寄れば文殊の知恵と言う通り、グループの対話も、人の数だけ情報量やイメージ力も広がりますね。

 IさんがTさんに、「で、これから何をしたいと思っているのですか?」と質問をしました。Tさんは今までの延長線上で考えて、もっとこうなったらいいな、という風に答えました。

 間髪入れずに私は、「他にあるんじゃないですか?」と言ったら、Kさん曰く、その瞬間に可能性がバット開いたような感覚があったようで、驚いたのだとか。

 継続でセッションをしているので、私も新しいことが始まったことを知っています。だから、「他では?」と思わず投げかけたわけです。そしてこう言いました。

「出版することにしてしまったら? あるYouTuberの人が、企画書もない段階で、出版社にアポイントを取って、『まず書いてみてください』と言われただけなのに、『出版決定』とフォロアーに告げたら、どんどん実現していったらしですよ。アンテナ立てて置いたらどうでしょう」と。

 そして、帰りの電車は途中まで一緒で、接続のため乗り換えとなったのですが、その駅のデザインが変わっているのが見えました。

「なんか、デザイン変わったのね」

「そうですね。本棚みたいですね」

「あ!出版の話していたら、もう! 本屋の街だから、散歩して帰ったら?」

Kさんは散歩して帰ったようです。(笑)

 ずっと同じところでぐるぐるしている感じの場合、道がほかにあるのかもしれません。「他には?」という質問、究極です。