プロ意識を持つことは理解しているけれど、どのような意識なのか?

 自分ではここまでやればいいと思っていても、上司からしたらまだまだ甘い、みたいなこと、ありますよね。

 私もマクドナルド時代にトースター磨きをしていて、「できました」と上司に言ったら、「まだまだ甘い。もっとここまでやるんだ」と言われ、確かに上司の磨き方と私の磨き方は、雲泥の差。本当に焦げまで取れていったので、驚いたものです。

 クライアントさんもそんな感じだったのか、いろいろと言われたようでした。そして私は、「プロ意識をもってってことですね」と、上司の言わんとしていることを代弁するようなフィードバックしました。

 私もまだ習得途中の華道などでは、教わる意識も低いほど。(笑) でも仕事に関しては、プロ意識をもってやっているので、プロ意識を育てるプロセスについて、クライアントさんに教えました。


①自分の映像や音声を観たりして、自分を客観視。

・プロ意識に欠けるところを直していく。外見、話し方、癖、内容。

②ネガティブフィードバックを受ける。

・お客様から指摘され、自分はそうでもないと思っても、直していこうとする。

・プロからフィードバックしてもらう。

→どこまでやるのか? という基準がそもそもわかっていないから。

③コスパ、損得で考えない。

・神様は見ている。細部まで宿る。

・細かいところまで徹底することで、信頼される。

・あの人はやらないけど、あなたはやっている。

・プライスレスの部分が大事。

④気づいてしまったら、最後までやるしかない。

・徹底性をつける。

・だんだんとやらないと気持ち悪くなる。


 クライアントさんは、まずはネガティブフィードバックに慣れないといけませんね。サラリーマン時代に言われたネガティブフィードバックよりも、独立してから言われたネガティブフィードバックのほうが、断然痛恨の一発、いや多発テロ。(笑) 怖すぎて、5年間くらい、岩の中に隠れてしまいましたから。(笑)でもそこを乗り越えて今があります。プロの洗礼を通過しないと、やはり上に上がれないのです。