自分がフォーカスしていることが、現実になるというのは、Universe Lawです。ところが無意識レベルにおいて、無意識にフォーカスしていることも現実になっていることに気づかないこともあると思います。今の状態があまりよいものでなければ、過去にフォーカスしたことが、今の現実を作り出していることを振り返って考えてみれば、何にフォーカスしていたからなのか? わかるかもしれません。
リピーターのあるクライアントさんが、これから先どうしようか迷っている状態なのですが、その迷っている理由が「現状に満足しているから?」とふと内側から声が聞こえてきたそうで、ぞっとしたそうです。恐ろしいとか、怖いとか、そういう気持ちです。その感情が出てきたとき、怖くなってそのまま蓋を閉めたそうです。
「今満足していると、何が怖いんですか?」
「進まない、やる気のなさを証明しているようで。やらなきゃとは思っているんですけど、うまく進まない。経験値を積んで、今まで学んできたことのシナプスが、いつかつながるとは思うのですが」
「それって、考えても仕方ないことですよね。それに、うまく進まないな~と思っていることが、未来もうまく進まない現実を引き寄せますよ。わからないことは、手放してしまったらどうですか?」
「手放してしまっていいんでしょうか? 自分のなかでは、足りていないところを埋めないとと考えているのですが」
「自分を責めるほど、やる気をなくすでしょうね。その考えを持っているとどんな気持ちになりますか?」
最近、私も同じような気持ちを持ちました。「なかなかできない、そのうちシナプスがつながればできるかな。でも自分を責めるのはよくないから、ただ続けていくだけかな。でも、この考えはストレスになるから、どう考えたらいいんだろうか?」現状できないことに関しての、文句みたいなことを口から出していたら、ふとこんな声が聞こえてきたのです。
「わからないのなら、手放しちゃえば?」と。
その瞬間、なんだかすっきりしました。ちょうど私はジムのお風呂に入ってそんなことを考えていたので、ホッとしました。
ジムからの帰り道、ふと頭の浮かんだのが、インナーチャイルドです。今ネガティブに感じている状況が子供のころと似ている感覚がしたからです。しかもそういう場面を作り出そうとしたのは、きっとインナーチャイルドの導きだったのだとも思いました。そしてインナーチャイルドに言いました。
「あなたは大人になったら、とても生きやすくなっていて、うまくいくようになるからね。素敵なところにも住めるんだから」と。そうしたら、自分の内側に感じたことのないような、嬉しさみたいな感情で満たされたのです。
クライアントさんも子供のころやっていたスポーツで、なかなかレギュラーを取れずに、自分のできなさに落ち込んでいたという話を聴いたことがあります。でも大人になったら頑張って、最近難しいことを成し遂げたばかりです。インナーチャイルドにそれを伝えてあげればいいですよね。
「満足してるという言葉は、インナーチャイルドのメッセージじゃないですか? なのに、蓋を閉めてしまったようで、閉じ込めてしまったようですね。また出てきたら、言葉をかけてあげられるといいですよね」
「気づいてあげられていないのかもしれません。ずっとほったらかしていましたね。出てきたら、話しかけてみようと思います」
やる気がないから、どうしたらやる気が出るのか? ということを考えるのは、なんか違う気がします。自己否定が入っているからです。そんなときは、何か心に折り合いをつける必要があるのかもしれません。そんな気持ちにも寄り添ってあげられる自分になると、安心できますよね。そうしたら、そういう未来が現実化するのです。
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