クライアントさんが専門資格を生かして、会社とは別に自分にも値付けを考えてみたそうですが、「いただくことを思うと怖くなったと」言っていました。これ、あるあるですね。
この恐怖心に対しての回答は、いつも私は変わりません。セッション10分間くらいで、ずいぶん怖さがとれたようでした。
まず、自分は怖いけれど支払うほうは普通に思っていると思ってください。ですので、市場価格をつけてみることです。それから、自分の経験や資格が増えたりしたときに、値段改定をしていきます。値段を変えるときは、リピーターのクライアントさんにはアナウンスしなくてはなりませんが、HPでは何も言わずに、上書きするだけです。誰も気づきません。(笑)
私が一番大切にしていることは、お値段以上の価値を提供することです。そうすると、いただく罪悪感は薄れていくと思います。0円でもプラスアルファのサービスはできます。例えば私でしたら、フィードバックシートを細かく書いてお送りしていることです。また、自分が助けられることがあれば、コーチ以上のこともいろいろとしています。物件を紹介したり、(笑)何かイベントがあるときは顔をだしたり、ブログ記事にこうして、セッションを記事化することもそうです。1D1U Campでは、レポート提出していただければ、添削をサービスしています。
そして何しろ、自分が勉強するためにお金と時間を費やしたことを考えれば、回収することは当然のことと思えてきます。人の役に立つために費やしてきたお金と時間ですから、値段をつけることは当たり前なのです。
次に重要なことは、セールスは1回で終わりでないということです。次もつながるように、いつもつながる言葉を掛けています。リピートしていただくにはどうしたらいいか? 常に面白いことを考えています。
さらにこれから考えていくことは、消費者側にいても常に提供者側の意図を想像してみることです。知らないうちにマーケティングにのせられているし、セールスレターで巧みに誘導されています。(笑) 「ははーん、こういう仕組みか!」と、自分が購入してしまった流れをいつも言語化しています。特に私はサービス&販売業をしてきたのもあって、独立前に予行演習を積んできたと思います。もしそういう職種でなければ、これからマーケティングやセールスの知識を学んでみることも、視点が広がって楽しめると思います。
クライアントさんは、私のセッションを長く受けていらっしゃる理由として、「普通とは違うし、いろいろなことを学べそうだから」とお話されていました。
何をしたいのかよくわからないとおっしゃっていましたが、セッションが終わるころには、マーケティングやセールスの知識も学んでみよう、とやりたいことが見えてきました。新しい枠組みを知らなくてはいけないところに来たときは、知らないから、何をしたいかよくわからなくなるのかもしれませんね。前進している証でしょう。
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