自分を大切にすることで、未知の可能性にも出会える。

 20年外食一筋だった私が、2月から自炊をしています。今では、目玉焼きへのこだわりもでてきはじめています。(笑)

「目玉焼き!私もこだわっています。家族3人の目玉焼きを1人ずつ好みに焼いているんですよ(笑)」

 クライアントさんと目玉焼きの話でつながりました。実は「自分を大切にする」の話にもつながっていったのです。

 自分は楽しんではいけない。人の要望を優先させて、自分をおざなりに。楽しい気持ちも線香花火のように小さく味わうようにしていたそうです。

 でも最近は、「自分も楽しもう」と気づけ、行動に移しているようです。他人軸になりすぎないこと。他人の喜びに依存しないこと。正解の基準が他人になると、自分の感情すらよくわからなくなって、自分がどうしたいのか?わからなくなります。

 つまり家族3人分の目玉焼きを1枚ずつ焼いている行動は、自分を大切にしている現れです。

 自分を満たすことで、他人を受け入れる器も広がります。しかしながら、自分の器が小さいまま、他人を受け入れようとすると、自分が少し無理すればできること、として受け入れようとします。

 本来受け入れたいものは、自分の可能性が広がるような、宇宙からのメッセージ的な他人のアイデアです。自分の都合のいいことだけ受け入れるのでなく、食わず嫌いなことについても選択肢として受け入れることで、可能性が広がります。

 つまり、自分を大切にすることで、欠乏感から受け入れるのとは違い、意外な提案も受け入れる余裕が出てくるのです。

 私で言えば、外食産業からアパレルへ入社したときや、突然イラストを描くように英会話の先生に言われたことなどがそうです。自分が全く未知のものを受け入れたことで、人生の可能性が広がりました。

「あら、あなた今頃はじめたの? 私10年前から言っていたでしょ」なんてことないように。人生は短いのですから。