【Hitomi Collected】リメイク『かないずむ』§25 変わる勇気がない人へ メンターの言葉の秘密

◎今週号配信いたしました。以下一部公開しています。


>>>第24回Hitomi Collected<<<

パトロンの皆様、おはようございます。
今週は、「人を変化させるにはどうしたらいいか?」について、メンターとメールのやりとりをしている回です。メンターの仕事も私の接客の仕事も、コーチングにおいても人を変化させるきっかけを与える仕事です。また、1対1のサービスを提供される方には、必要になるコミュニケーションです。
とくにヘアスタイルを変えることは、外見が一発で変化するほどのインパクト。変化する勇気がいりますね。そんなとき、どうしたら、思い切った変化を提供できるのか? その秘訣について迫っています。
編集後記では、さらに深堀しています。
■前回のあらすじ
会社に退職届を受理してもらったが、やはり完全に独立するすることはまだ不安があったので、メンターの会社で私が何かできないだろうか? と相談に乗ってもらった。一方、アパレルの会社からも、私のスキルをこれから会社でやろうとしていることに、生かせるのではないか?という話もやってくる。
大きな転機になるとき、本当にやりたいことは何か? とお試しがきていたのだ。そんなとき、「できることと、やりたいことは一緒ですか?」とメンターから質問が。
そしてメンターの事務所での話し合いの日。メンターは開口一番、「堀口さんがRITZで働いている姿がイメージできなかったんだよね」と驚きの発言をした。しかしそれが引き金となって、ついに私は独立を決意したのだ!
(中略)
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3 月 8 日【人が変化するとき】
かないさんへ
そういえば今日、オシャレが苦手ですというお客様を接客したんです。コーディネートのご紹介とか、トレンドの服のご提案とか、色々と時間をかけてゆっくり接客しました。沢山着ていただいただけでもよかったです。
でも、変わりたいとどこかで思っているのでしょうが、着た事のないデザインだから・・・・とおっしゃり、色々とご提案しましたが、お礼を言われ、何も買わずに帰ってしまいました。
変わろうと思っている人は、ご提案そのままに買っていかれるのですが、どこかに遠慮がある人は、自分が変化することにブレーキかかっていますね。
いつか金井さんおっしゃっていましたが、自分がオシャレになってもいいんだよ。と許容すること。って。そのような人に対してキッカケはどういう風に与えればいいのかな?と、ふと考えました。こちらに任せていただければ大変身、間違いないのに!
◆金井さんだったら、こんな人には、どんな言葉をかけますか?
変われる。ということは、こういうことをすればグラマラスなんですよ。と提案してしまえばいいんですかね。
んーでも提案では、今日はお客様乗らなかったわけですね・・・・・変われるということは、金井さんが髪を切ってしまえば、変わっちゃいますけど。髪を切るということは、すごいですね。普通髪は自分で切れないですからね。
私の顧客様で、スカウトして入ってもらった新人スタッフが 2 日目なのですが、私の接客を教えています。「堀口さんは、しゃべるためと、書くために生まれてきましたね。」といわれております。教えながら、私の接客術を体系化しています。
いつもありがとうございます!
堀口ひとみ
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◎2021年追記
提案した服を着たほうが素敵になるのに、なぜ、買わないのだろう?と、相手の気持ちを理解することが難しい私がいます。それでも、説得する言葉を使って提案をしたら、変わるのかな? メンターはどうしているのかな? と疑問が湧いたようです。
「こちらが良かれと思ってやっても、受け取ってもらえない」と、接客以外のやり取りでも悩んでいた気がします。
コーチングセッションでも、相手に提案や新しい選択肢を提示することがあります。そのとき、相手の中で感情の動きがあれば、Goサインですし、そうでなければ、その提案は種のまま何年か経過し、その人の理解度がアップしたときに発芽することもあります。また1度の働きかけがきっかけで、別の種を入手することもあるかもしれません。宇宙の塵となることもあるでしょう。
私のコーチの言葉で言えば、「要望するけど期待しない」ということ。提案しておきながら、忘れるぐらいがちょうどいいようです。いや、そういうときこそ、自我が入っていないから、宇宙からチャネリングしているのです。(笑)

(中略)

来週は、 「まだ、流されてますね」 です!