相手が鏡となって出てきただけ。

 1D1U Campの『ひとみの部屋』は、15分・20分セッションなので、スポットで視点を変えたいときに、とても効率的な場所です。また、愚痴を言うのもちょうどいいです。(笑)


 「今日は愚痴になるんですけど…。気分をよくするために、山登りに行ったりもしたんですけど、会社に行ったら、ぶり返してしまって…」

 よくわかります。あるあるです。でもなぜ、ぶり返したのでしょうか?

「感情を味わいきりましたか?」と問いかけてみると、「味わうって、やったことないですね」と。やはりそうでした。怒りをスルーしているのです。

 怒りは2次感情なので、怒りの下に何か別の感情があるはずなのです。

 まずはすっきりとさせることが必要なので、その相手に本当はどんなことを言いたいのか? 吐き出してもらいました。

 そこから見えてきたことは、怒りをためやすい傾向があるということです。その相手だけでなく、いろいろなところで飲み込んできたのです。


 相手が鏡となって、自分のパターンが見えてきました。どうしたら、そのパターンを繰り返さなくなるでしょうか? 

 まずは、感情を味わって手放すことです。そうすると、引き寄せるもとが消えるので、相手のことがあまり気にならなくなってきます。

 それから、自分のコミュニケーション力を磨くことです。相手にニュートラルに伝えることができたり、相手の背景も理解しようとできるようになるので、「ま、いいか」と思えてきます。だんだんと、何を言われようとも「自分のことを考えてくれているのだな」と思えてきて、ありがたくなります。そこまでくると菩薩レベルです。(笑)

 いずれにしても、自分の次元をアップさせるために、相手が鏡となって出てきただけですので、自分のために、ちゃっかりこの経験を生かしてしまいましょう。

 20分ですっきりされたようでした。