「問題がない」という状態に入ってから、ライフコーチングがはじまる。

 90日コーチングや、定期的なセッションの方とは違い、季節に一度くらいの頻度でセッションを受けている方もいらして、季節とともにどんどんテーマが変わっていくのを感じます。

 最初のほうは、会社でのコミュニケーションや仕事の仕方についてが主なテーマでした。セッションの度に問題をクリアされ、周りの人たちとの関係がよくなったり、パフォーマンスがアップし、特に問題はなくなっていきました。

 そして問題がなくなってくるころ、いよいよ自分と向き合うことに入っていくのです。

 ヨガの先生が以前おっしゃっていましたが、「今痛いところは、実は2番目に痛いところなんです」と。例えば、腰が痛いことが表面にあらわれているとき、1番目の痛みをカバーしようと、腰が痛くなっているということなのです。

 対処法で2番目に痛いところが治ると、1番目に痛いところがひょっこりと現れてきます。つまり、問題の本質に突き当たるというわけです。

 先日のセッションがそんな風になり、なんとなく気になっていることを流れで話していたつもりが、実はその3つの出どころは同じところだったのです。

「最近のモヤモヤが一つの原因に集約されて驚きました。コーチングってすごいですね!」とご感想をいただきました。

 仕事の問題から順々に整理して、「問題がない」という状態に入ってから、ライフコーチングがはじまるのです。