「背中が痛くなって整体へ行ったら、『あなたは人の心配まで背負おうとするから、背中が痛くなっているのですよ』とメンタル的なことを言われて、そうかもと。人に良く思われたいというのも、少しあるのかもしれないし、『私に任して!』と思ってしまうところがあるから、手放して、もっと楽になりたいかなと」
友人の「任せて!」という感じは、とてもその人らしいなと思いながら聴いていました。しかし、ちょっと力が入っているかもしれません。人の助けになろうとすることは、とてもいいことですが、相手が依存的になってきたり、おせっかいなこともあるでしょう。ちょうどいい距離感とはどんな感じでしょうか?
ふと私は思いました。
「何かをプレゼントをされたとき、すぐにお返しのこと考えてない?」
「そうかも、すぐに何かをお返ししなくちゃと思う」
「私も以前そう考えていたんだけど、そうすると相手にプレッシャーになってしまうこともあるし、すぐにお返しされると、プレゼントした喜びがすぐに薄れてしまうよね。逆に、全然お返ししない人もいるんだよね。(笑)」
「え、私そんなこと絶対にできない!」
「英会話の先生なんだけど、誕生日プレゼントや1D1Uのアロマをいつもプレゼントしているけど、一度もモノでお返しされたことないよね。(笑)でも、『これは君だけ特別にやっていることだからね』と、言いながらもイラストを描いてくれたりして、それがお返しみたいになっている気がする。そして相手から何かをしてもらったら、相手のほうが上になるから、お返ししない時間を長くとれば、相手にアドバンテージを与えることもできるからね。そして何か相手にお返しできるものが見つかった時に、お返しすればちょうどいいかもね。すぐにお返しのことを考えちゃうのは、ちょっとせっかちだよね。私もそうだったから。(笑)」
「そうか、せっかちを手放せばいいね」(結論出すのもせっかちですが。 笑)
すぐにお返しのことを考える、機転の利くタイプの方が少ない気がするので、できるタイプですが、相手にお願いされてないのに、「大丈夫?」とか、「やってあげようか?」というところまで踏み込んでしまうと、そちらに時間を取られすぎてしまって、自分のことに時間を費やせなくもなってしまいます。自分から背負おうとすることなく、お願いされたらお手伝いしたり、こちらの得意なことでフォローしたり、それくらいのスタンスでいると楽です。自分が「やってあげる」ことばかりフォーカスしていると、やってもらったことにも気づきにくくなるかもしれませんね。
先週、羽田空港の足湯デッキで、セルフィーを撮ろうとマスクを外していたら、知らぬ間に風で私のマスクが飛ばされていたようです。20代くらいの男性が、「マスク飛んでましたよ」と私のところに持ってきてくれました。そして、同じ足湯にいた40歳くらいの男性がそれを見て、「やさしいね~」と私に言ってきました。なんかちょっとしたことでしたが、私は周りの人にやさしくしてもらえて幸せだなぁと感じたのです。おばさんになるほど、そういう機会が増えると思いますが!(笑)
その話を友人にすると、「そういう話しかけやすいオーラーがでていたんじゃない? 自分を大切にしていると、周りにも大切にされるんだよ」と。確かに!
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