相手をどうにかしようと思うより、自分の中に引っかかりがあることに気づくチャンス。

【ひとみの部屋 20-min sessionより】

 自分については、私のセッションでお金のブロックを取ってもらえたので、パートナーのほうのお金の不安も、どうやって外してあげればいいでしょうか? と質問がありました。

「実際、今あるのだから、心配しなくていいでしょ」と、事実を伝えるようですが、ネガティブな話を聴いてあげるのも、面倒になってきているようです。

 そうやって、相手がネガティブになっているとき、「そんなことを考えても仕方ない」と相手に言っても、不安は手放せないものですね。ではどうしたらいいでしょうか?


 ここで見えてくるのは、相手は何度も同じような話をする場合、そのことを理解してほしいときです。相手はまだ納得できていないのか、共感的理解を示ししてほしいというのがあるでしょう。きっと、不安な気持ちを受け止めてほしいのです。心を使わないと見えてこないことです。つまり、相手のネガティブを受け止めていないから、何度も不安を聞かされるのがあると思います。

 誰だってそういうことありませんか? つい何度も確認するように、同じ話を何人かにしてしまうこと。自分の中で考えや気持ちの整理がついていとか、分ってほしいからです。


 そして他に見えてくることは、ネガティブなことを受け入れられないクライアントさんの思い癖です。「ネガティブなことを考えると、ネガティブなことが起こるという不安」を、パートナーが鏡となって、クライアントさんに見せています。

 実際、「ネガティブなことを考えると、ネガティブなことが叶う」と、思っていたようでした。

 「ネガティブなことを考えてもいい」のです。まずは、ありのままを受け止めること。そうしないと、ネガティブを考えてはいけないと思うことが、ずっと叶い続けるでしょう。逆引き寄せの達人です。

 そして、自分の感情を客観的にみられるとき、ネガティブは手放せていけるのです。

 私は、お金のことで不安になっているクライアントさんに、「不安になりますよね」と、一度受け止めてから、実際にどこにあるのか一緒に考えて、お金のブロック解除していきました。究極なことを言えば、自分の持ち分は少ないかもしれませんが、世界中にお金はいっぱいありますね。(笑)


★ご感想いただきました。

「ネガティヴな事を考えてはいけないと思うこと」が叶う意味がやっと理解できました。ふとネガティヴな思考が浮かんでも、そんな事考えてはいかん、と思っては打ち消そうとしていましたが、そこはそう思った事実を捉えて、どうしてだろうという所まで考察を広げると自分のネガティヴな事を受け止める事ができるのかなと感じています。そうすることで人への客観力も磨かれるのでしょうね。また同じ話題を出してきたら、きちんと向き合いたいとと思います。


 相手が鏡となって、自分の思い癖にも気づかせてくれるのです。相手をどうにかしようと思うより、自分の中に引っかかりがあることに気づく機会になります。自分を大切にするチャンスです。