相手自身では気づいていない、相手の強みを照らす存在。

 ここ10年くらい、新規クライアントさんを開拓するためのこともしていないので、私のセッションを受ける方は、5年以上、10年以上のレギュラークライアントさんばかりです。

 私も16年間、同じコーチにお願いしています。単にセッションの時間は、自分の好き勝手なことを何でも遠慮なく話せる場として、人生に必要なものであると感じているからです。気持ちがいいですよ~! 自分で自分のことを褒められるのは。(笑)


 5年来のクライアントさんが、先日のセッションがとても心に残るものだったということで、ご自身のブログに感想を書いてくださいました。

 ライフコーチをつけて5年が経ちました。定期的に自分の話をする場を持つことで、私は大きく変わっていったと思います。
 ライフコーチと話す時間は、自分の内側に潜るような時間です。質問してもらうことで、自分では気づいていない答えが引き出されたり、新たな視点で物事をひっくり返して見ることができます。そういう時間を持つことは、敢えて設けないと難しいと思います。目の前のTO DOに流されてしまうので。
 それは遠慮なく自分の話をできる時間です。自分のことばかり話して…と思う必要はありません。自分のことを話す時間なのですから。(後略)


 いつも試行錯誤して、本気で目の前のことに取り組んでいるクライアントさんです。私以外にも、専門家から指導を受けられている方ですが、きっと専門家だけでは、メンタルの面でのサポートまではできないでしょう。やはり税理士さんがついた方が、節税ができるように、コーチがついた方が、自分の気持ちを大切にしながら前進することができるので、人によってペースはありますが、ブレずにkeep goingできます。

 

 クライアントさんが、昨日の私とのセッションで印象的だったことは、自分では気づいていなかった、自身のマニアックなところをフィードバックされたからだそうです。

 まるで、私が狂ったようにアップルパイを作るようなことを、クライアントさんもされていたのです。(笑)

「それ、普通はやらないですよ。ものすごくクリエイティブですよね。やっていることが、マニアック!」と私が言うと、クライアントさんにヒットしたようで、笑っていました。ご自身の中では、「いつも探究し、試行錯誤している自分」であると認識していなかったようなのです。

 そんなご自身の経験をもとに、アドバイザーもできそうだ、という話にもなったのですが、そもそもの自己基盤である、「探求心、諦めない力、試行錯誤を楽しむ」を持っている方でないと、いくらクライアントさんが良いアドバイスをしても、行動しない人のほうが、多数でしょう。誰でもできることではありません。

 そして、取り組んでいきたい対象があることが、持続可能な力を引き出してもいるのです。それプラス、私は相手自身では気づいていない、相手の強みを照らす存在です。太陽が月を照らすように。照らされたら、みんなキラキラして嬉しそうです。(笑)