教えるときに大切にしていること。

 昨日の「Robertを探せ!」は、姪たちに10秒で見つけられてしまいました。皆さんはいかがでしたか?(笑)

 元旦は、久しぶりにさんざん姪と甥と遊んだところ、エネルギーが高まっていくのを感じました。子供を相手にしていると、一緒に楽しい時間を過ごしたり、考えたり、教えたりしなくてはならないこともあるし、そんな風に伝える時間は、生きがいを感じる瞬間でもあります。

 元旦のゴールデン番組が終わる9時ころ、ゆめちゃんが「英語の宿題を見て欲しい」ということで、プリントを持ってきました。いつでも英語を教えるよと言っていましたが、はじめてのことです。ちょうどクラシックの番組を妹が見ていて、集中力の助けとなりました。

 宿題の内容は、2021年の思い出について、過去形を入れて5文以上書くというものでした。いきなり書くのではなく、まずはマインドマップのように、キーワードをピックアップするステップ、次にテーマを決めるステップとあり、それから例文2つを参考にし、自分の英作文を作る、という流れのプリントでした。

 2021年は、旅行もしなかったようですし、「思い出、え???」とゆめちゃんは困っているところからスタートです。

 私は本人の頭の中のことは知りませんから、質問して答えを引き出すしかないですね。「新しく始めたことは?」と質問をすると、「バドミントン」と。次に、「ハマったことは? 小説とかあるじゃな?」と質問すると、「ああ!」となって、そのほか「好きな歌、ダンスは?」と、ハマったことシリーズをいくつか挙げてもらいました。

 それから英作文例文を参考にして、「私がはまったこと」をテーマに、英作文に仕上げていきました。中2で過去形を習ったと思うのですが、今は中1で過去形なんですね~。私が質問をしながら書く内容を一緒に考え、英語にしていきました。

 出来上がったあと、自分で音読してもらいました。今の段階では1文字ずつ発音する感じにはなってしまうので、あとから私のシャドーイングもさせて、流れよく英語を読む体験もしてもらいました。このあと、英検、漢検、書初めも見て欲しいとリクエストがあったので、やる気スイッチが入ったようでよかったです。

 ところで、最後の文章、ちょっとシルキーになっています。英語の先生気づくといいなぁ。I want to find my favorite things in 2022 too.

 

 教えるとき、「自分でできた感じ」という余白を残すために、質問をすることは効果的です。

 また、ダメ出しをしなくてはならないこともありますが、ダメ出しは自分でまずさせること。それから見ていない部分があれば、こちらからフィードバックするようにするのです。それも、一気にいくつも言うのではなく、相手の進捗を見ながら、次に克服する課題になりそうなところ、1つだけにします。そうやって1つ1つ積み重ねていくと、ビフォーアフターの違いを感じられ、ますますやる気が引き出されていくのです。