2022年最初のクライアントの成果【金賞】

 今年も姪が、かきぞめ【金賞】を獲得しました。これで、1番目の姪は2020年、2番目の姪は、2021,2022年と通算して3年連続金賞をサポートしたことになります。勉強を教えるのとは違い、金賞へと導くコーチングでした。

 クラスで2名が金賞に選ばれます。私が子供の頃よりも、書道を習っている人も少ないと思うので、狙いやすいでしょう。だけれども、教えなければ、やはり金賞は獲れなかったと思います。筆の持ち方も違いましたし、お手本を見ても、お手本の真似ができないのですから。大人でも、書道初挑戦で「お手本の真似」をして書こうとしても、筆の入れかた、払いかた、はねかたの筆づかいを知らなければ、お手本のとおりにならないでしょう。書道とはそういうものです。

 逆に言うと、抑えるべきところがしっかり書ければ、それなりにうまく見えていきます。ですので、筆運びを重点的に教えていきました。自分を脇に置いて、ひたすらお手本の模倣をすることに意識を向けさせました。教えるほうも、自分ならこう書くというよりも、ネットでいろいろな「元気な子」を見て、いいなと思うものを参考にしていきました。

 また、1文字だけではないので、最後まで集中力を続けさせることも大事です。1番目の姪も、2番目の姪も、私が子供の時よりも、筆をゆっくり運んで、忠実にお手本に近づけようと努力している様子が垣間見られました。減点されるポイントをできるだけ消していくように、審査員となる先生の目線で、本人も見られるように持っていきました。

 教え方に嘘のないように、事実よくできたときだけ褒めるようにしました。逆に本人が最初の1筆で、がっかりしても、「バランスよく書ければ大丈夫」と教えていきました。

 だんだんできていったら、私が導かなくても、自分で書けるようになってもらいました。自分でどこを気を付けるべきか、分るようになることが大事です。私は4日間教えたわけですが、直前にも自分で練習したようで、よくやりました。努力は報われます。

 2022年最初のクライアントの成果でした。(笑)