平日、休日とメリハリをつけるのではなく、1日の中にメリハリを持つということ。

 2週間前のセッションでクライアントさんに、Yoshiki×ヒカルさんの動画を紹介しました。Yoshikiさんが、「アクセル全開」みたいな話をしていたので、そんな風に人生を過ごしていきません?という意味でも。

 その後、毎日を過ごす中で、アクセルを踏み切っていないことに気づいたそうです。

 そんな中、たまたま上司のお休みが続いたことで、まわしているときの高揚感を感じ、しっかり休むことも実感できたようでした。つまり、メリハリというのはこういうことかという感じがしたそうです。

 いままでは、周りの様子を伺って、ちょっと遠慮をしてみたり、逆に力を抜いているような人たちにイラっと感じたり、一方で休みの日は自分の勉強の時間に費やしたりと、あまりメリハリを感じたことがなかったようです。このメリハリの感覚は、とてもいい状態に思えたそうで、仕事に全力投球すること=アクセルを踏み切ることを考えてみたいと、セッションのテーマになりました。


 前回のセッションでは、「今を全力で生きる」ことで、過去に引きずられることもないし、未来が良くなるに決まっているという話をしました。クライアントさんが、後ろ髪を引かれていたのは、過去に全力を出していなかったからです。そこには、人間関係がうまく行かなくなったらどうしようという恐れも隠れていました。でも、それでは過去に後悔が残るばかりです。今からその姿勢を変えていけば、今から未来も過去も変わると話しました。それもあって、ちょうど、今を全力で取り組まなくてはいけない状況も引き寄せたのかもしれません。


 有意義な対話が続き、最後に「ONE DAY ONE UNIT」に辿り着いたのです。


 多くの人は、月から金曜日はONで、土日はOFFというように、メリハリを感じるまで7日間必要です。しかし、ONE DAY ONE UNITの考え方は、「日課」に沿って1日を過ごしているので、1日の中にメリハリを持っているということです。それが、アクセル全開につながることに気づきました。

 朝起きて、アウトプットして、昼以降散歩して、夕方以降インプット、運動をする。1日の最後にゆっくりお風呂に入って終わるというように、1日の中にリズムがあります。毎日レギュラーの繰り返しなのです。それは、無理することなく、適切な配分で過ごしているので、疲れることがありません。日課が明日もあるので、切り上げることもできます。毎日コンスタントにアクセルを踏み続けられているとも言えるでしょう。


 クライアントさんの問いのおかげで、1週間1ユニットの人と、1日1ユニットの人との違いを、メリハリ、アクセルという言葉で言語化できました。ただいま、1D1U Campの手引きを作り直している最中なので、これでようやく書けそうです。