1D1U Campの20分セッションで、「モチベーション低下」についてがテーマになりました。ある勉強をされているそうですが、最初はやる気もあったのに、2年経過した今は、勉強をしようと思っても、スマホに手が伸びて、時間が過ぎ去ってしまうようです。どうしたら、やる気のスイッチが入るのか?と。
「なんでできないんだろう?」と、そんな自分にがっかりすることが、モチベーション低下につながっているかもしれないとのことでした。しかし、1D1U CampのSHSで私は、「出来ないことをした方が自信になる」と言ったことが衝撃的だったようです。できないほうが、ワクワクしてくるのです。それは、できることが増えるからです。
「なんでできないんだろう?」と思うということは、何かをやろうとしている姿勢があるということ。でも突破できない。そこに足りないものは何か? 今のやり方では、限界に来ているのかもしれません。
勉強開始から2年が経過しているということは、応用編で躓いているのではないか? 教科書を使えばできるけど、それがなくなってしまったら、自分では運用できない、そんな風にお見受けしました。コーチングスキルを学んだけれど、実際にクライアントさんを目の前にすると、定型質問、フィードバックしかできず、撃沈みたいな感じでしょうか。
次の段階へ行くには、マニュアルに頼るのではなく、感性を磨かなくてはなりません。そして、物事を俯瞰してみられる能力も必要になってくるのです。相手が話していることを、文字通りに理解するのではなく、その言葉から想像して、もしかしてこうなのかも?という想像力が必要です。はじめてお話して10分で、私の方がクライアントさんのことを当たる占い師のように言い当てていたようです。
クライアントさんがモチベーションが上がらない理由は、応用が利かない自分へのイライラだったのかもしれません。目の前に壁になっていることすら、気づいていなかったのかもしれません。
かくいう私も29歳のときに、社長から「感性を磨きなさい」と言われたことを思い出しました。マニュアルばかりに頼って、自分が目の前のことを想像する力が全く欠けていたのです。だから、限界突破できなかったのです。目の前の壁に、やはり気づいていませんでした。
応用編へ行くには、感性を磨くことです。すでに言葉化されたものだけに頼らず、自分で感じたことを言葉にしていく能力が必要です。相手にフィードバックするのに、私がいつまでもコーチングの教科書を手放せなかったら、どうでしょうか? 正しいことがそこには書いてあるかもしれませんが、目の前の相手にカスタマイズして考えることができません。また、インスピレーションや直感が入る余地がないのです。
人間は、脳の5%しか使っていないと言います。95%の可能性を掘り起こすには、意識的に取り組む姿勢が必要です。そして、脳は歳をとらず、ずっと進化し続けるものです。今までアプローチしてこなかった五感を磨いていきましょう。可能性の伸びしろがありすぎます。
クライアントさんは、「50歳ですが、まだ大丈夫でしょうか?」とおっしゃいましたが、「そんなことを言ったら、80歳に怒られますよ」と言いました。(笑)
To infinity and beyond。めちゃくちゃやる気になったようです!
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