本日は、1D1U Camp in "Having"の最終日となりました。日曜日恒例のSHSでは、また鍵盤の前でのしゃべりとなりました。実際に鍵盤を弾いたのは最後の3分ですが!
SHSでは、皆さんよりご質問をいただいて答える形にしており、自分が思いもよらないところを質問されることも多く、答えながら本質が見えてくるという、私にとっても感覚を言語化するいい機会となっています。
本日は以下の質問をいただきました。
Q: 既に持っている強みに対して負荷をかける、というのが、なかなかイメージできません。努力が自分のしたい方向に合っているという感覚ってどんな風に感じるものなのか知りたいです。続ければ続けるほど、これだ!っていう確信が生まれてきたりするんでしょうか。それとも、ただ淡々と続ける感覚なんでしょうか。
この質問を15分くらいかけて答えました。そもそも私の強みって何だろう?と考えたとき、就職活動のころを思い出しました。いろいろな自己分析をする中で、私の強みは「リーダーシップ」が目立っていたと思います。なので、若いうちからリーダーになれるポジションにつける仕事を選ぶのがいいだろうと思い、外食業界ですでにバイトをしていた経験から、マクドナルドはぴったりの会社だと思いました。そのころ就職氷河期でしたが、私の強みをPRできれば受かると決め込んで、7つくらい関門があったと思いますが、昇りつめていきました。(笑)
まさに、すでに持っている強みを社会に生かすスタートとなった、マクドナルド入社でした。
強みに対して負荷をかけたこととしては、マクドナルドの研修でリーダーシップ論について学んだこと。そして現場で実際にアウトプットし、効果のほどを確かめることもできました。マニュアルと現場のおかげで、めきめきとリーダーシップ力が磨かれていったのです。
それからアパレルに転職するわけですが、これも私の中の強みである「リーダーシップ」をさらに伸ばすためでした。だから、業界は何でもよかったのです
アパレルに入社してみたら、マクドナルドのときとは違うリーダーシップの形を求められました。トップダウンではなく、それぞれの個性を引き出していく形が求められるリーダーシップでした。なのでコーチングの勉強をして、さらに負荷をかけたのです。
コーチになっても負荷をかけることが続きました。基本、全く知らない方からセッションのお申込みがあるので、さらに個別対応が求められました。特にネガティブに考えてしまう人に共感できない自分がいることに気づき、そこを克服するために精神対話士の勉強をして、また負荷をかけたのです。そして実践に落とし込みながら、私流の傾聴ができていきました。
ですので私は、「リーダーシップ」というテーマを通して、「人それぞれのやる気を引き出していく」ことをずっとしてきているのです。22歳のころからなので、25年追求してきているとも言えます。
強みを生かすには、途中で足りないことを学んで、さらに強固なものにしていくことが必要です。そこを「足りないからダメだ」とするのではなく、「足りないなら補えばいい」という考えをすることが大切なことです。それが挑戦となります。自分のできないところを恥じることなく、突き詰めていくこと。それが、「努力が自分のしたい方向に合っているという感覚」を持っている人のしていることです。
さらに自分の負荷を発見するための視点まで、深掘りして言語化することができました。今までも何度も話したことのある経験談ではありますが、今回また点が線としてつながっていった気がします。いい質問をありがとうございました。
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