あるクライアントさんが、何かをしなくちゃと焦り、人からのアドバイスどおり、自分に興味はなくても、関連のあるキーワードのオンライン講義をとりあえず申し込んだようです。しかし見事に忘れてしまった上、アーカイブも残っていないもので、残念なことになってしまいました。
こんなケースもありました。知り合いに紹介された仕事をするかどうか迷っているそうです。迷う理由は、片道1時間半かかるからとのことでした。大学生なら片道1時間半かけて大学へ行くかもしれませんが、お子さんもいるのだし、そこまでして行かなくても、近くで似たような仕事を探して就けば、欲求は満たされるのではないかと。なぜ、執着していたのでしょうか?
どうやら「何かやらなくちゃ、のんびりしていることに罪悪感」があるようです。どんな考え方を持てば、手放せるのか? いろいろな視点から考えていきました。
最近「丁寧に暮らす系」のYouTubeをよく目にします。
在宅ワークの休憩にアップルティーを飲むため、アップルの皮からわざわざ作っている方がいらっしゃいました。お花を生けるのにも、生けおえたと思ったら、やっぱりこの花瓶合わないから…ということで、別の花瓶2つに生け直していたり。私もそういうことありますが、アップルティーをリンゴの皮から作る境地には至っていないと思いました。(笑)
クライアントさんも年齢的に、ゆっくりすることを楽しんだり、時間のかかることを楽しんだりするレベルにきただけかもしれません。「しなくてはならない」という感じは昔の自分の考え方。今はその考え方は必要ないのです。
そんな結論に至ったとき、クライアントさんの謎の焦りや罪悪感は消えてなくなったようです。
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