期待しなくて済む境地。

 自分のここまでの道のりの達成感と、これからやることについて、相手に共感してほしいと思って話すと、「そんないい加減では…」と言われ、やる気がいっきにへし折られてしまったそうです。それでこれからの対策として、「タイプ分け」について教えてほしいと言われました。

 おそらく相手はコントローラータイプで、結果主義。だから、これまでのプロセスよりも、次への第一歩の不確かさの方が気になったのでしょう。それに、たいていの人は、こちらが明るい未来について話すと、「本当にうまくいくの?」と反射的に言ってくるものです。

 なので私は、自分からそんなに自分のことを話さなくなった気がします。でも自分が話せる場面では、思いっきり楽しく話しています。そうやって、話す場所を決めるのも1つですし、あとは相手はそう考えているんだなぁと流したり、そんな相手にも面白く返せるようになるといいですね。

 そう考えてみると、自分がどう在るかだけのことで、タイプ分けも別にどうでもよくなっているのが、今の私の境地です。

 自分がポジティブで、未来に対しても楽観的になっていくと、周りのそうでない人たちを「なんで、ポジティブに考えられないの?」という壁を感じるプロセスがたいていやってきます。そこを乗り越えると、ニュートラルになって、相手に期待もしなくなっていくのです。

 クライアントさんは、「相手にも喜んでほしい」とか、「一緒に手伝ってほしい」など、期待もあったから、そうならない相手に凹んでしまったところもありました。

 私は1人暮らしが長いですが、そうなると家のメンテナンス関係も、男性がやりそうなことも自分ができるようになるので、期待する必要がなくなってきました。家具の組み立てもそうです。手伝ってくれる人がいないので、自分でうまくなっていきます。そんな話をしていたらクライアントさんが、「やっぱり体力が必要ですね」と言いました。

 「相手にはこれをやってもらおう」とか期待しなくなると、実は手伝ってもらう際、自分のマイナス面がないところから手伝ってもらえるので、さらに素晴らしいものが出来上がっていくのです。家事など、手伝ってもらわなくては手が回らないところもあると思いますが、自分もちょっとやればできることを相手のために余白をとっておく必要はありません。どんどん自分できるようになればいいだけのことです。



 「そうなると、やっぱり体力が欲しいですね」とクライアントが言いました。たしかに自分でいろいろできるようになるには、体力も必要です。「筋トレやったほうがいいでしょうね」。

 クライアントさんのパートナーの方は、討論になったあと「今からジム行ってくる」と言って、自分を整える時間を作るのだそうです。「そう考えると相手を尊敬できますね」と、感じ方がすっかり変わってきたようでした。

 筋トレは、ストレスホルモンを減らすことができると言われているので、必須だと思っています。クライアントさんが持っている1キロのダンベルでは、やったことになりません。(笑)

 私は25㌔から60㌔の範囲で、腕、背中、足、お尻の筋肉を毎日少しずつ鍛えています。筋力があると日常生活がとても楽になります。駅はエスカレーターを使いませんし、電車はたいていスタンディングです。疲れた人たちと同じ列に並んだリ、座るのが嫌になってきました。波動が違う感じがします。(笑)


 最後に、凹んだ場面に戻ってもらって、もし違うセリフを言っていたら…という、想像をしました。

Before「やっと校長先生にも理解してもらえたわ!時代も変わってきたね」

After「今頃、校長先生も理解してくれたわ。時代遅せーよ!」(笑)

こう言えたら、相手も笑ったと思いますね。



 

 

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