あるクライアントさんが、コーチングセッションのアイスブレイクのときに、絶対にもらえるケロッグのプレゼントに応募するために、ケロッグを食べている。(笑)という話をしていました。レシートを集めなくてはならないのに、レシートをもらい忘れたので、もう一度店に戻り、取ってきたそうです。アイスブレイクですから、場の温まる話となりました。ところが、この話がセッションの最後につながっていったのです。
「最近は、勉強と何かを見るために遠出されるくらいで、自分から感動するような行動はとってないですよね」と私はフィードバックしました。
ほかのクライアントさんで、有給消化中に与論島へ行った方は、「自然に触れて、生きている感じがした!」と、数年前に道路の溝に誤って落っこちた人物とは思えない発言をされていました。(笑)たとえば、そういう行動です。用意されたところへ行くというよりも、自分で思い出作りに行くような体験です。
しかし、与論島へ行ったクライアントさんは、百合が浜を1時間ひとり占めした割に、海水でパシャパシャ遊んで終わったようです。私ならば、周りに誰もいないのだから、海の中心で叫んでみたり、シェアするために癒しの映像を撮影してみたり、この機会を利用してSNSの写真を変えてみたり、今できることをいろいろと考えて実行します。そういう考え方になってしまっているのです。
アイデアの器が違いで、実行することがこうも変わってしまうのです。与論島へ行ったクライアントさんは、「器の大きな人間になりたい」と言っていました。器が大きくなれば、突き抜けたアイデアも出てくるのです。
そして器が小さいと、理想の未来をイメージできないのです。
「まさに、今、未来が描けないんですよね」と、冒頭のクライアントさんが言いました。「ケロッグの器ですね」と言うと、大爆笑。「ケロッグの全プレをもらうために、レシートを取りに戻ってはいけません!」と言いました。(笑)
Smash the algorithm! アルゴリズムをぶち壊しましょう。今の自分と違う器を持った未来の自分になるためには、今、器を変えなくてはいけないのです。今までとは違った行動を積極的にしていくことで、未来もそうなるのです。
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