「お願いをしているのではなくて、私の気持ちを聴いてほしいだけなのに」。たいていこのパターンで夫婦喧嘩になってしまうとのこと。自分が相手に対して期待するのを諦めたほうがいいのか? どうしたらいいのか? と、悩んでいるようでした。
考えられることとしては、「価値観の違い」だそうです。自分が子供のときに体験した家族の幸せ感と旦那さんのものとは違うよう。すると、こちらが大切にしている思いをはねのけられることになって、喧嘩になってしまうそうです。明日になれば、相手はカラっと忘れてしまえるそうなので、また通常通りにもどるそうですが、そのパターンを繰り返しているようでした。
考えられることとしては、「価値観の違い」だそうです。自分が子供のときに体験した家族の幸せ感と旦那さんのものとは違うよう。すると、こちらが大切にしている思いをはねのけられることになって、喧嘩になってしまうそうです。明日になれば、相手はカラっと忘れてしまえるそうなので、また通常通りにもどるそうですが、そのパターンを繰り返しているようでした。
「なんだか、王子と薔薇みたいです。『星の王子さま』読みましたか?」
「そういえば…。私の恩人の中学の先生が、まだワープロのころ、わざわざプリントにして『星の王子さま』をくれたんです。で、読んでみたんですけど、よくわからずで、最後まで読んでいないことが、少し罪悪感になっていることを、今思い出しました」
「そこまでして、先生くださったんですね。でも、中学生じゃわからないかもしれませんね。でも、あれは大人を試している本だから、大人もわからない人沢山いるんですよ」
「なんか、はじめのほうだけ読んで、分からなくなって。それ以来読んでないです。読んでみようかな」
「是非。今の自分が理解できるかどうか? 試してみてくださいね。きっと、共感できると思いますよ。薔薇が王子にいろいろと、こうして、ああしてって言ってくるんですけど、だんだんと口論になって、喧嘩して、星を出て行ってしまうんです。それから、色々な惑星で、王子からしてみたらおかしな大人たちに出逢っていくんです。やがて、キツネに出逢うことで、バラの本当の気持ちを知るんです。そして、王子にとって薔薇がどんな存在であったかも。それで、王子は罪悪感を感じてしまって、最後は毒蛇に自分を噛まさせて、星になっていってしまうんです…」
「えぇ!!そんなストーリーなんですか?」
最後まで読んでいなかったクライアントさんにとって、衝撃のラストのようでした。ここまで世界中で大ベストセラーなので、ネタバレしましたが。(笑)
「私は、著者のサンテグジュペリの生まれた土地にも行きたくて、フランスのリヨンまで行きました。箱根の星の王子さまミュージアムもいいですよ」
「え! 箱根ですか? 丁度今度の休みに家族で箱根にでも行こうか? って言ってたんですよ! これもシンクロですね」
おそらく、クライアントさんの悩みを解決するには、相手を変えるのでもなく、クライアントさんが諦めるのでもなく「理解すること」なのではないかと思います。きっと「星の王子さま」が、2人を繋げてくれると信じて。
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