自分の枠から出るには?

 コーチ歴も長くなってくると、リピーターのクライアントさんも長くなってきます。自分のやりたいことがわかって、普通に続けられるようになると、また「あれ?」という時期がきたりするのです。そんな状況になられている方が、最近立て続けに4人いらっしゃいました。

 自分の頭でいくら考えても、その先の発展的なイメージが浮かばない感じです。というか、発展と考えていること自体、違うことなんじゃないかと、私は最近思い始めました。

 何か自分のコンテンツをもって、サービスを行っているというのは、「ニーズに答えている」だけなのかもしれません。そうすると、「お客様は何を知りたいのだろう?」ということを考えるので、それ自体が枠になっているのではないかと思います。
 また他のケースとしては、「自分ができることはこれだ」ということで、発信続けているのだけれど、「これはもう飽きた」となっているクライアントさんもいらっしゃいました。

 両方に言えることは、「まだ、自分も世間も知らないことはなんだろう?」と考えてみることです。検索をすれば、大体答えが見つかる今。しかしながら、ほんとにこれから人が欲しいと思うものは、検索して見つかるのではなく、誰も知らなくて、出されてみて、「へぇ! そうだったの?!」という全く新しいものな気がします。

 それには、「自分の中のコアな部分を表現していくこと」が必要です。




 私が先日読んだ本、『自閉症の僕が跳びはねる理由』東田 直樹 (著) がそうでした。自閉症の著者が、「僕たちはこうなってしまうのです」ということを説明しているものでしたが、全く私の知らない世界で衝撃でした。
 自閉症の方にしてみたら、「自分が飛び跳ねる理由」は、あまり語りたくないことかもしれません。だけれども、そこに答えることによって、新しい世界を見せてくれたのです。

 その衝撃っぷりが、実はものすごくインスパイアされるのです。その人には当たり前の世界だけれど、こちらにとっては、当たり前じゃない世界を見せられたことで、もしかしたら、自分の中の当たり前が、受け手にとっては当たり前じゃないこともあるのではないかと、自分の可能性を感じさせる本だったのです。

 世の中の「疑問」に答えようとするだけでは、本当に大切なことは語られることはありません。素朴な疑問が、案外答える価値のあるものに、これからなっていくのではないかと思いました。

 自分の枠からでるには、実は自分に深く問いかけることなのかもしれません。








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