モノも過去も捨てることが難しい。

「素敵な40代になるために、どんな過ごし方をしていけばいいか? 一緒に考えてほしい」というテーマのセッションでした。話していきながら、衣食住の「暮らし」のほうに関して、40代のエレガントさ、フットワークの軽さを身に着けけることについて考えることになりました。

 「気になっていることはなんですか?」

 「捨てることができないんですよね。物置部屋があり、整理をするけれど、結局は捨ててないを繰り返しているんです」


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 「どうしたら捨てられるんでしょうか?」

 「掃除、片付けはルーティンワークなので、好き、嫌い、やりたい、やりたくないは関係なく、曜日ごとにどこをやるのか決めるという考えです。火曜日はシーツを洗う、土曜日は掃除機&床の水拭き、と決まっているのです。そうすると、綺麗かどうか? いちいち考える時間も必要ありません。汚くなる前にルーティンワークにしているので、綺麗なところの掃除はとても楽ですよ」

「そんな風に考えたことありませんでした! でも、職場がそうですね。月~金、1時間ごとに区切られて動いているし、『13:00から掃除』と決まっているから掃除する。職場でもいちいちやりたい、やりたくない、に関係なく、そういえばやってますね。それを家でも取り入れる、なるほど!」

 やるべきルーティンに、感情を入れてしまうといつまでもできないのです。なぜ、感情が入るのか? 考えても、それは問題にフォーカスしているということ。感情を入れる必要のないものは「ただやる」でやっていきましょう。歯磨きと一緒です。





 そのほか、「軽くなりたい」という話についても触れました。

 以前、私は映画を観ていて気づいたのですが、20歳くらいの主人公は、過去が少ない分、行動がどんどん進んでいくのですが、40歳くらいの主人公の場合、過去がいっぱいあるので、何かしら儀式的な決別をしないと、過去が切れないのです。重いです。

 そういう、目には見えない「過去の存在」。区切りをつけていかないと、潜在意識には溜まっていく一方です。これからの日々、毎日振り返りの時間を作って、1日1日を終わらせていくことが大事だという話になりました。

 やろうと思っていることは保留にせず、実際に行動にしていったり、決断をしたりして、頭の中から捨てていくことです。1日1日片してくことで、新陳代謝もよくなるものです。いつでも明日は新しい日。子供のような感覚に近づけます。

 そのほか、服やインテリア、普段のカバンを小さくしてみるなど、選ぶものや、軽くなった場合の暮らしぶりについてイメージしていきました。部屋が綺麗になったら、インテリアをデザインすること。優雅につながるのではないでしょうか。

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★ご感想いただきました。

 早速のFB、ありがとうございます。今、帰りの電車ですが、続々と具体的にやることを決定しています。まずはこの後、カフェで戦略をスケジューリングし、実行します。洋服もスペシャルパーソンに見えるものを、月、火、水…と曜日毎に刷新して準備していきます。5月はターニングポイントになる良い1ヶ月になりそうです! 今日はプロコーチの仕事を体験させていただきました。GW直前にして、何にも代え難い60分を過ごさせていただきました。ありがとうございます。また、Before&Afterを送らせていただきますね。

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 セッションの最後、クライアントさんから質問がきました。「40代になって、考えることは何か変わりましたか?」と。
 私は40代になったら、急に80代で活躍している巨匠たちの姿を見るようになりました。いつも可能性にフォーカスしたいのです。「40歳から過去を比べていくよりも、80代の巨匠をお手本にする」と、脳内にいいイメージが広がって楽しくなります。