今自分でわかっているところは、2番目に痛いところ。

「会社でまとめる立場になったので、部下たちがいい方向へ向かっていけるように引っ張っていきたい」という目的で、90日コーチングオリエンがありました。

 まとめる立場を子供のころからやったことがないというのもあるし、一人でやることなら決めて進むことはできるけれど、集団となると難しく感じるとのことでした。また、子供時代からおとなしくて、あまりしゃべらないタイプとは言われていたようです。それでも大学、社会人と経由してだんだんと話すことが苦手な意識も減ってきたように感じてはいるようでした。

「90日コーチングで、どこに到達したいのか?」という質問で、「皆を引っ張っていく方法がわかって、改善されていること」とおっしゃいました。でも、あまり自分のことを聴いてもらう機会は殆どの人はないと思いますので、私的にこの発言は「最初にでてきた表面上にあって分かっている答え」という認識で、さらに深める質問をしていきました。

 だんだんとまた違う景色へと移り、「社外ではできるけれど、家族と近い距離感の社内の人にはできないところがある」とおっしゃいました。私はそこで、「今、痛いと思っているところは、2番目に痛いところなんです。だから2番目が改善されたら、本当に痛いところが出てくるもんですよ」と言いました。




 さらに話を深めていきました。

「皆に良くなってほしいと思って、アドバイスをするのですが、それが否定になっているのでしょうかね?」とクライアントさん。

「そうですね。アドバイスは訊かれたら教えることもあるけど、訊かれなければしないですよ。そのアドバイスが相手にとってピンポイントで当たるかどうかもわからないですからね。つまり、○○さん、傾聴のルールを知った方がいいですね。傾聴の本、読んだことあります?」

「ないですね~」

「え? コミュニケーションでどうしようか悩んでいる割に読んでないんですか?!」

 意外な回答に驚きを隠せませんでしたが、クライアントさんにあいそうな傾聴の本を2冊紹介しました。一つは気持ちの傾聴。もう一つはビジネス傾聴です。この二つは使い分ける必要があるからです。その2冊について説明をしていたとき、クライアントさんの長年の思い込みに気付いてしまいました!

「私、ビジネスの場面でも気持ちを聴きこうとして、掘り起こして一緒にドツボにはまっていたんですね?! しかも気持ちの聴き方は、そっちではなくて、ドツボに入らないニュートラルな方法があるんですね。私、傾聴は共感しないといけないと思い込んでいたし、私も人に対して共感を求めていました。ここが、長年重くしていたところだったんですね?!」

 そして、傾聴の本を読んだことがない理由は、「聴き役が自然と多いから敢えて読んでいなかったし、傾聴はこうあるべきだという自分の信念を持っていたから」という所も見えてきました。

 私がオリエンの30分あたりで気づいた「今痛いところは、2番目にいたいところだから」の予言どおり、最後の60分で「1番痛いところ」にたどり着きました。クライアントさんは特典セッション30分は受けたことがありましたが、60分だともう一段深まることにも驚かれているご様子でした。こんな感じが6回セッションで継続されていくので、どれだけ思い込みが取れ、軽くなるでしょうか?! とても楽しみです。





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