【message】現象からメッセージを読み解いて未来へつなげる。

 コーチングセッションを通して激変中のクライアントさんの次のフォーカスするところについて話していました。

 前回のセッションでは、若干周りの人に振り回されて飛ばされた風船のようになりながら、行動はバリバリ続けていました。そのおかげで、これでどこに焦点を当てるべきか?セッションで言語化されたので、次は判断できるような指針をはっきりと持ってもらいました。

 あれから3週間が経過し、相手から振り回されることがなくなったと言えるようになったようです。自分の中心を見つけるためには、ゆらゆらしてからだんだんと自然に戻っていくものかもしれません。クライアントさんの心のままの行動が、自然と軸づくりへと繋がったのでしょう。それでも「暑いからでしょうか? 夏バテ気味です…」とセッションの最初のほうは体力消耗気味のようでした。

 人に出逢ってつながったり、距離を置いたり、またさらに繋がったりと、いろいろとあったようです。きっと、人を介して自分を知る時期なのでしょう。そのまま話を聴いていきました。



「それにしても、過去の自分が繋がっていた人から会う約束が良く入るんですけど、ちょっと話が合わなくなってきたと思うことがあります。でも前よりはこの状況でいいんだと思えていてぶれなくなったけれど、これってどんな意味なんでしょうね?」

「成長するとか、何かが終わるとかすれば、過去が終わるのでは?」

「へ?!」

 クライアントさん、一瞬理解不能でしたが、自然とこれから自分がやってみたいことについて話が進んでいきました。
 前回のセッションでもその話をしていました。そのとき「やりたいこと」が言語化されたことで、実際に人に会ったときに、自分が人にしてあげられることをきっとしたのでしょう。だからこそ、「人が自分のところに集まってくる」体験をされたのだと思います。クライアントさんの強みが発揮されて、キラキラと輝きだしているのではないでしょうか!

「人をきれいにする仕事の人たちに会うと、自分もテンション上がりますし…」
「でも、色々なところに探しにいっても見つかっていないでしょ?」
「そうですね」
「って、ことは、自分がこういうサービスがあったらいな、というのを作り出していく起業家目線を持つことが、本当に自分のやりたいことが見つかるってことだと思いますよ」
「え? それはすごいかも! それって、どんなサービスが世の中にないんだろう?ってフォーカスすることですか?」
「いや、それもまだ探しているでしょ」
「あ、本当だ・・」
「自分が、あれ、こういうのないのかしら? と思うことがあったら、それをサービスとして提供していけばいいんです」
「あ、そうか! それって面白そうですね!!! 今、夏バテが治りました。(笑)」
「つまり、自分探しはもう終わり、次は稼ぐがテーマの第三クールですね。今既に友達に自然にやっていることを価格をつけて提供すればいんです。まだ練習中だからこの値段にしているんですと言って」
「え? もう価格をつけるんですか?」
「当たり前じゃないですか。そのほうが自分が真剣にやるんですって」
「確かにそうですね」
「人がいろいろと集まりやすいのは、自分がビジネスを持ったらとても大事なことですよね。誰にでも親切にしておくことですよ」
「そうですね(笑)」

と、急展開でクライアントさんの夏バテが吹っ飛んでいきました。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

 クライアントさんには、読解力を期待されて「これはどんな意味でしょうか?」とよく質問を受けています。その回答が未来を創る道しるべになっていると思います。
 読み解く力については、9月2日開催の名前はまだないセミナーでお話ししていきたいところです。