転勤の準備で忙しいクライアントさんが、親から手伝おうか? と言われているそうです。しかし遠方に住んでいるし、家の用事で忙しいこともあるだろうから、大丈夫と伝えたそうです。「でも、親はこちらに来たがっているんですよね」と言っていました。クライアントさんとしては、大変だからいいよと言うのもあるようですが、険悪なムードにならないだろうか、という不安もあるようです。
しかし、転勤で頻繁に会えなくなるわけですから、親としてはこのタイミングで、何か手伝えることがあったら、手伝いたいと思っているのではないでしょうか。それにこの機会に、親を安心させるチャンスかもしれません。いくつになっても、どことなく心配されるものですが、それは自立している様子を見せていないのもあると思います。
昨年、母が私の家に泊まりに来ました。私が自炊をはじめて半年くらいは経過していたので、母がいる間、ほとんど料理を作ってもてなしました。そして料理を出すたびに、いつも自分がやっていることですが、ランチョンマットを敷き、お箸立てを置き、食器にキレイに盛り付けて食事を出しました。朝の小松菜バナナスムージーでさえ、素敵な器に入れて出しました。(笑)すると、「あなたが、とても丁寧に暮らしているので安心したわ」と母が言いました。そういえば、そんなことを言われたことははじめてでした。
クライアントさんは、毎回私の部屋で対面セッションを受けていて、私の家の床が、16年住んでいるのに、新築のような輝きであることを驚かれ、どれくらいの頻度で掃除をしているのかと訊かれました。
「週1で、床に屈んで水拭きをしています。床の立ち上がりの縁の部分も拭いています」
「私の家は縁の部分が汚れていますね。(笑)」
「お母さんがお手伝いに来る前に、床の水拭きと、縁の水拭きをしてください。きっと、安心してくれるでしょう」。
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