普通になるか、オシャレになるか。

 「ひとみちゃんに習って、きれいに入れてみたよ!」と、11歳の姪が帰りがけに、整理したカバン見せながらそう言いました。今週末私の家にホームステイし、いろいろと学んだことがあったようです。それだけ大人のやることを見ているんだなと思います。


 食事は、毎回ランチョンマットとナイフとフォークを使い、料理にあったお皿に盛り付け、クラシック音楽が流れている間接照明の中、食事をします。普段よりかなり暗いでしょう。(笑) 

 そうすると、マジカルなことが起きます。どこかで食べたことのあるフレンチトーストも、オニオングラタンスープも、アップルパイも、美味しくなってしまうようです。また、食材についての説明をすると、さらに美味しさが増します。だから、もし嫌いな食材があったとしても、調理法や見せ方によって好きになるかもしれないよと言いました。

 これは、ファッションも同じです。服も着方が要ですし、その人の佇まいだったり、コーディネートだったり、工夫があるかどうかで、オシャレになるかもしれないし、普通かもしれないのです。そしてこだわりの食材かどうかと同様に、服のディテール、背景についても語りがいのあることが大切なことです。

 そんなことを語りながら、手作りアップルパイを一緒に食べました。(笑)