褒めることが苦手で、ダメなところばかりが見える。褒める視点を磨くには?

 「従業員の採用時、どう見極めるか?」というテーマのセッションでした。継続のセッションをしている経営者の方です。
 昨年採用した人が、お客様から態度についてのクレームを受けてしまうことが度重なったため、今年いっぱいで辞めて頂くことになったようです。クライアントさんは、クレームがあったということを伝えることも、かなり躊躇される方ですが、昨年の今ごろに比べると、言いにくいことも段々と伝えられるようになってきたようです。一方、これからの自分の方向性に協力してくれるスタッフも見えてきたというところで、2014年を締めくくられたようでした。

 これからまた、採用活動をされるようですが、クライアントさんの何かを変えないと、また同じような人を引き寄せてしまいそうです。「一体どこが変わっていないのか?」クライアントさんが自らおっしゃいました。「褒めることが苦手で、ダメなところばかりが見える」と。

 一方で、私の傾聴力や整理整頓ができること、愛されキャラクターのスタッフさんは、自分と明らかに違うので、すごいなと思うところがあるとおっしゃっていました。

 自分と明らかに違う人が見えるとき、周りに自分と似た人がいないときです。羊のように群れず、それは違う群れに行くということで、ある意味挑戦なところもありますが、たいてい、自分にふさわしい役割を見つけ出すことが可能です。

 例えば、私がアパレルに転職したときも、アパレル経験がなかったからこそ、自分の強みが見えてきたのです。そういう期待も込めて、わざと異業種を選んだのもあります。転職しないままだったら店長になるのにあと数年かかったかもしれませんが、転職したことで、2か月で夢が叶ってしまいました。

 採用した側からすると、その企業にとっての苦手の自覚があることで、私の強みを見つけてくれたのでしょう。自分の弱みを挙げることで、必要な人も見えてくるということです。採用をするときに、とても役立つと思います。

 「つまり、自分の苦手を自覚しておくことで、相手の尊敬できるところが見えてくるのかもしれないですね」と私がフィードバックしました。 

 褒める視点を磨くには、自分の苦手なところを挙げておくことです。人のことを褒められる人は、自分のことをよく知っているのかもしれません。ということで、クライアントさんに自分の苦手なところを述べて貰いました。

 「女心がわからない。褒められない。整理整頓が苦手。字が下手。忘れっぽい。短気。臆病。頑固。星の王子さまで泣けない。記憶力がわるい・・・・」。いろいろ出てきてしまいました。(笑)そのうちに話が、「記憶力が悪い」ことについて進んでいきました。

 自分の書いたメモを見返すと、お客様のことを思い出せるようですが、メモがなかった場合、お客様を困惑させることもあるようです。
 事前に見返せば思い出せるけれども、キャパ的に見返す時間が持てないのならば、自分の忘れっぽいところを自覚して、スタッフにその辺りをフォローしてもらうように、周りの助けを借りることも一つの手なのでしょう。

 頑固なクライアントさんは、(笑)でも、でも、と引き下がりません。

「『また、忘れたんですか?』と相手に言われたらどうするんですか?」
クライアントさんの恐れが出てきました。

「『君が覚えてくれているから』ってそんなときは返事をすれば、いいんですよ~」
愛は消して傷つかない!

「わー、うまくまとめられた。(笑)なんでそんなロマンティックな言葉が出てくるんですか?」

「じゃあ、ゴーストライター担当しましょうか?」

「その都度、『ちょっと待ってて』って、堀口さんにメールするんでしょ!」

だんだんコントみたいになってきましたが。(笑)

 最後にクライアントさんは、ご自身で答えをまとめられていました。
「今年は、みんなで補い合えるようになるといいですね。利他的な気持ちを持って。みんなで助け合っていければと思います!」


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

今日は誰を褒めますか?

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