積極的に「教えてもらおう」とする、能動的な人の方が少ないから印象に残る。

 「それは、フィードバックに恵まれていますね」。播磨弘晃コーチとのセッションで、3/25のトークイベント「人が劇的変化成長をするための発想法」をテーマとして話しているときに、そうフィードバックされました。

 自分の中で悩み、「どうしたらいいのだろう?」と本を読んだり、人のブログを読んでいる時代もありました。しかし、それでは劇的変化成長につながることはありませんでした。本当に困っていました。アイデア発想法的な本もそれこそ読みましたが、あまりピンときませんでした。

 ちなみに「発想法」と検索してみると、鍛え方が色々と書いてあったりして、確かにそうだなと思うものばかりです。発想力クイズなどもあり、「オレンジを子どもたち3人に分けてあげようと考えました。数えてみると、全部で13個あります。ケンカにならないように、3人の子どもに13個のオレンジを公平に分けるにはどうしたらいいでしょう?」そのような発想法なら、ちょっとした頭の体操ですが、私が語ろうと思っている「発想法」はそういう系統のものではありません。「答え:ジュースにする」


 「自分を変えたければ出会う人を変える」。まさにそこからスタートし始めた劇的成長です。なんでそう思いついたのか?全く思いだせませんが、会社の中に気楽に相談できる視点の違う人がいなかったので、知人の知人を紹介してもらうところから入りました。その人に「今は日本で活躍しているけど、世界でも活躍できるかもしれないよ」と言われたとき、開眼しました。なんて小さなところで悩んでいるんだと。こうなったら、なんでもやろう!と力が湧いてきたのです。「好きなことを仕事にする」ことで幸せに成功すると、その人に頂いた本田健さんの小冊子で知りました。

 そこから、またその人の知り合いも紹介していただきました。だんだんと自分と違う発想の人と付き合うようになったら、上司である社長ともなんとなく距離が近づいてきたように思います。前よりもリラックスして話を聞くことができるようになっていきました。言っていることを理解してみようかなと、前のめりになれるようになったのです。

 そうやって、人の話を聴いてみる姿勢になれてくると、何人もの発想力が融合されて、トリガーとなり、セレンディビティーも起きていきました。じっくりと考えるというよりも、たまたま目にしたものが全てヒントとなって行ったのです。まだほとんどの人が始めていなかったブログを知ったのも知人からでした。ご親切にもセットアップに私の家まで来て下さったのです。
 思いつきで行動し、行動をしては失敗も色々とありましたが、決してめげることはありませんでした。「だったらこれで!」と新たなる手をどんどん打っていきました。

 先日のブログでは、「自分のなかに『ある』」ことに気づける発想法が、私の人生を変えたと書きました。そのほかに、「授かった発想法をどう行動に落とし込んでいけるのか?という発想法も知りたい」と、人からよく聞かれます。
 実は、「あなたは批判されました。どうしますか?」という方が近いです。宇多田ヒカルの歌詞にもありましたが、「受け容れられないものを、受け入れる力をちょうだいよ」というような、セレンディピティな発想力です。

 また、そもそもの「フィードバックに恵まれるにはどうしたらいいか?」もコツがあるのです。人によっては「そこまでは言われない」ことも相手に言わせている可能性がありそうだということに、「そもそもフィードバックに恵まれているわ!」という播磨さんの感想で気づきました。発想発想!と言う前に、発想を人から教えてもらえる基盤作りが必要です。

 つまり、劇的変化、成長できる発想法を完結させるためには、3ステップが必要なのです。①「人から発想法を授かる」→②「可能性を広げる目から鱗の発想法(1)」→③「展開するための発想法(2)」です。

 「最近、積極的に教えを聞きに行ったことはありますか?」劇的変化はそこから始まるのです。積極的に「教えてもらおう」とする、能動的な人の方が少ないから印象に残るし、教えることができる方も、実は嬉しいものなのです。

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