自分の至らなさを責めて苦しくなるのをやめたい。

 最近、突然の熱に見舞われたというクライアントさん。身体を休めながら、「もう自分を責めるのをやめたい」と、急に思ったようでした。
 自分の至らないところに対し、未熟だからとも思えるけど、自分の身が削られるようなダメージを精神的に受けるほど、自分が苦しくなりすぎているのを感じることがあるそうです。失敗を踏まえて、次に行けばいいと、わかっている部分もあるけれど…ということでした。

 まず、「失敗」をどのように捉えるところがあるのか、色々な角度から考え、ニュートラルに言葉を変えていきました。

・反省をして責める。もっとできたんじゃ?
→自分では100%をやった。次は前よりできることが増える。
・もっとああすればよかった。
→課題が見つかった。

 次は、そもそも、いつから責めてしまうことがあったのか?過去にもさかのぼって聴いてみました。

 中学生のころからのようです。クライアントさんは、満点にこだわりを持っていたとのこと!そこで、満点が取れないと周りの大人が、「満点取れなかったね」というフィードバックをしてきていたそうで、だんだんと誰のために頑張っているのか?もわからなくなってきたことがあったようでした。話しながら、結局は「自分のこだわり」が強く、それに至らなかった自分を悔しがる、ということだったのではないかと、真実が見えてきました。クライアントさんは、子供のころから頑張り屋さんのようです。

 さて、また現在へ戻りました。最近、どんなときに自分の至らなさを反省して苦しくなったのか? 例を出してもらいました。

 「私は、そこまで気が回っていなかった。なんで、そこまで考えられなかったのだろう?」と、他の人に違う視点を指摘されて、自分が出来なかったことを責めて苦しくなったそうです。

 それを聞いて私はこうフィードバックしました。「今は視点を増やして、細かく物事を見ていくことが目標なんじゃないですか? となると、自分が見る目が足りなかったことを責める必要はないですよね。これから視点を増やしていけばいいし。人によっては、『あの人細かいよね・・・』で、それ以上考えない人も少なくないですからね。人に教えてもらいながら、視点を増やし、自分でも日々細かくなる努力をする。経験で感性は磨かれていきますよ」と。

 成長段階で、自分を責めることはあるのだと思います。でも責めると辛いですから、「まあ、できなくて当然、初めて知ったから」と受け止めて、知ったことを自分に取り入れていけばいいのです。昨日より、今日は賢くなれた。その繰り返しです。

 私も、独立してから失敗はつきもので、自分を責めることがたくさんありました。話し方、服装、書き方、セッション…などなど、お客様やプロからのご指摘をたくさん受け、凹みまくりました。自分の強みをどんどん伸ばせばいいと思っていましたが、本当のところは、自分の強みを伸ばしていくために、弱みを磨く必要もあるということです。発信力を高めたいなら、文章の腕も磨くことが必要ということです。

 私の体験として、段々と人からクレームや指摘されることがなくなったとき、「あれ?」と思ったことがありました。そのとき、一番厳しい目を自分自身が持てるようになったのだと気づきました。これからも、自分で重箱の隅をつつきまくっていきます。

 「『あの人細かいからね…』で終わらせず、ああ、自分は見えていなかった…と責めるほうが、よっぽど感性は磨かれますよ!いいじゃないですか~!」とまとめると、クライアントさんも安心されたようで、笑っていらっしゃいました。

今日はこちらの質問はいかがでしょうか。

今日は、どんな視点が増えましたか?

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