過去に起きた悲しい気持ちなどを整理して、再構築するセッション。

 「過去に起きた悲しい気持ちなどを整理して再構築する」セッションがありました。
 たまたま詩を朗読する機会があったときに、過去の感情にリンクし、整理したいと思いながら、時間の経過と共に沈静化していいたことが蘇ってきたとのことでした。

 日常の何かの拍子で、この感情は前にも感じたことがある…というような感覚を持つことは誰しもあるのではないでしょうか。悲しすぎて、辛すぎて、その気持ちに浸りたい気持ちもありつつも、目を背けてしまうようなことです。

 クライアントさんは、以前90日コーチングのご依頼を受けて、転機をベストな前に進ませることができました。そのときのセッションでは、あまりお聴きしたことのなかった話が、今回の内容となったので、誰しもなんとなく、今はそれをテーマにしなくても大丈夫と言った感じで、置いたままにしているテーマというものは、あるんだろうなと改めて感じました。

 ライフコーチングでは、未来へと行動を起こすことを考えるセッションが多いですが、しかし、過去で止まったままになっていたことを、前に進ませるということなので、結局一緒なのかもしれません。

 相手がたくさん話せるように、寄り添って話を聴いていきます。沈黙の空気も読む必要があります。沈黙だからと言って、私が質問するのではなく、クライアントさんが話し始めるのを待っています。それに加えて、まだ遠慮して話していないこともあるかもしれないから、そこも話しやすいように促進していきます。
 クライアントさんの過去の風景が私の中でも段々と共有されていきます。私の中でも色々な見え方が想像できていきます。

 例えば25歳くらいのときには、そうとしか考えられなかったことが、35歳の私ならば、それも理解できるというところへ進んでいるので、真実の見え方が変わるのです。しかし、心の視力は年齢というよりも、その人の見方の豊富さにもよるので、ライフコーチとしての私のニュートラルな観点で、クライアントさんが見えていたよりも、真実をフィードバックしていきました。

 「そうだったのか!」
 クライアントさんにとって、新しい発見が色々とありました。ニュートラルな観点からみたら、クライアントさんのお話の中に登場していた人たちは、「みんなベストな未来へ進めている」というところまで気付くことができました。

 「今なら、その人に会っても『どうよ!』って声をかけられそうです!」と最後にクライアントさんがおっしゃいました。過去の罪悪感となっていたことが、真実の発見によって、昇華されていきました。過去を前に進めることが出来たのです。

 罪悪感が昇華されたことで、そのスペースに今後何かが入ってきそうですね。


今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

気持ちの整理はどのようにしていますか?