3/25SHIBAURA HOUSE & 4/2東京ビッグサイト「発想法」編集後記。

 これまで自分自身も色々な講義を受けてきましたが、心に残っているものはたった1つ。メンタルケア講座を受講していたときに、「スピリチュアルケア」の講義をして下さった80歳近い教授の講義でした。心に響いて涙が流れてきました。
 スライドに工夫が凝らしてある人、動画を流す人、グラフで表わす人、いろいろな形を見てきましたが、何と言ってもその教授がおっしゃった言葉が私の心にスッと入ってきたのです。感動を伝えたく、教授にメールをしたほどです。また、そのお返事にも感動しました。
 説明でもなく、レクチャーでもなく、本当にその教授が大切に思っていることだから、伝わってきたのだと思います。私もそういう講義をできたらいいなぁとそのとき思いました。

 でも、どうやったらいいのだろう? その後、傾聴DVDを作り、その時の講義は一つの形が出来たと思いました。

 今回、ビジネスがテーマの講義でそれができるのだろうか? という挑戦もありました。ビジネスの講義は、ノウハウを期待されることの方が多いからです。エピソードも語りつつ、スライドにまとめるのはノウハウ、という形でのプレゼンが、私のスタイルでした。

 ところが、そこに関して違和感を持っている自分に最近気づき、3/25の自主開催の「目から鱗の発想法」の12日前に私の中で大革命が起こったのです。
 これまで話として流し、スライドになることがなかったことをスライドにまとめ、そこからまた話を深めようという作業をし始めました。

 そうなると、スライドも大革命です。
「スライドの表現が斬新!」「今まで見たことがない!」「余白がいっぱい!」「面白い!」など、ご覧になった方からご感想を頂きます。初公開、こんな風な物が30枚あります。



 基本スライドをこうつくり始めたら、他のも併せてつくることとなり、なんとなく揃っていきました。スピーチ時は、エピソードをただただ語り、途中途中にキーワードをちりばめて、最後のスライドで、本質はここなのですよと、伏線回収といった形が自然とでき上っていきました。

 東京ビッグサイトの前日も、播磨弘晃コーチとのセッションをお願いしました。私がメッセージとして伝えたいこと3つというのがまとまり、そこを意識しながら語るように決めました。それから先も考え続けて、最後のスライドの1枚で、本質を伝えられるのではないかと、ジムでウォーキングをしていた時に気づいたのです。

 東京ビッグサイト講演が終わった直後、感想を伝えてくれる方が並んでくださり、「最後のメッセージがとてもよかったです」と感動されたご様子で数名からお言葉頂きました。伝わってよかったと心から思いました。
 今までもその様な感想を頂いていましたが、自分の中で今回の落とし所は、もうそれ以上落ちないだろう、というところまで考え抜いた感がありました。だから、そのお言葉を頂いたときに、今まで以上に本当によかったと感じることにつながりました。

 3/25のTalk Eventでは、実はそこまで到達していなかったので、ブログでシェアしたいと思います。

「私って、人にたくさん聞いているじゃないですか。結局何が起きるかと言うと、『ありがとう』と言いたい人がいっぱいになるんですよ」

ご清聴ありがとうございました。