「どうしたいんですか?」と聞かれても、答えられないとき。

 「会社をどうして行きたいか?」というテーマでの経営者の対面セッションでした。昔からの会社を直系でもない自分が引き受けているという状況。「社長はどうしたいんですか?」に答えられず、従業員の士気も下がっているのではないかと。長い間その様な状況で、内にこもってばかりで何もしてこなかったとおっしゃっていました。たまたま、私のことを紹介した方がいらしたようで、初めて外の人に相談するという第一歩のようでした。

 「どんな状況なのか?」クライアントさんの見える世界を共有するために、まずはお聴きしていきました。段々と私も掴めてきたところで、私が店長のとき、同じような体験をしたことを思い出してきました。「どうしていきたいかがみつからない」でいました。

 どうしたいかわからないとき、ついつい周りにも聞いてしまいます。そうすると、「それは社長が決めることでしょ」となるそうです。いつでも答えは自分の中に。ふむふむ、わかるな~その感じ…と思いながらお話しを伺っていました。

 「どんな社長になりたいか? モデリングできる人はいますか?」
 この辺りから未来を描いて行く作業に入りました。私もそう質問をしたことで、MADE IN JAPANブランドをうまく打ち出しているところを幾つか思い出して、シェアしました。クライアントさんのところも、まさにMADE IN JAPANで、作りが丁寧なのが売りなんだそうです。だったら、そこをもっと打ちだしたらいいのではないかと。匠の技が光るプロモーションビデオをつくるのも一つですね。

 次に、やることが決まったら、社長の思いをどう従業員に伝えていくのか? というところも考えていきました。私の経験談をシェアすると、「伝えることが苦手」ということをおっしゃっていました。これは、場数の問題です。
 アウトプットの量が多い人ほど、伝えることが上手くなっていくのです。例えば、英語学習において、最初に文を作ったときは、話す速度が遅いけれど、1回話したことがあることは、スピードも上がっていると思います。とにかく、アウトプットの場を意識的に増やすように提案しました。意図的にプレゼンの機会を増やすとか、日記をつけるとか。または、家族、友人、英会話でなどで、自分のお口の感触を確かめるために、私はよくアウトプットさせてもらいます。自分の想いをアウトプットすることは人生に必要だと思います。早速、コミコレ「想い」もご参加されることになりました。


 また、「自分ができないことがコンプレックスになっているのかも」とおっしゃいました。私も異業種転職でアパレルに入り、全く同じ気持ちを持っていたことがあります。
 ところがある日の社長の一言で、「できなくていいんだ!」と気づけたことがありました。できない方が強みに働くなんて驚きました。それが、今のコーチの仕事にもつながっているのです。詳しくは、STE2015発想法DVDで語っています。

 今まで、人に聞くことでブレやすくなるとおっしゃっていましたが、 「この会社どうしたらいい?」と従業員に聞くのではなく、従業員に「どうやっていこうか?」とコーチ的に関わることが、「聞くこと」なのではないかと思います。

 最後に、「ビジョン」を明確にできる社長になるために、どんな行動をして行けばいいのか?考えていきました。何をしたらいいか? と悩んでいながらも、人は漠然とアイデアを持っているはずです。私も何をしたらいいかわからないときに、知人からの質問で、「HP創りたいんです!」と思わず口にした経験があります。それがブログへと繋がり、セールスアップにつながったのです。

 昨年、やろうと思ってやり始めたことが、頓挫してしまったことがあったそうです。ビジネスには創造と破壊の精神が必要です。試行錯誤しながら、成功へと繋げていくことに覚悟を持てる話をシェアしました。段々と笑顔になっていかれました。
 
 行動がなにしろアイデアソースへと積み重なっていきます。モデリングしたいお店に出かけたり、美術館へ行ったり、趣味を持ったり。アンテナがあれば、いろいろ目にしたことがヒントになるでしょう。

 セッション後、早速私が紹介したお店へ行かれたそうです。問屋街ですが、最近はクリエーターな街に生まれ変わっているところです。「今日は2歩進めました」と最後にクライアントさんがおっしゃっていました。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

いつもと違う行動、何をしますか?

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