相手を想いやりながら、相手に言葉を届けること。


本当はこう言いたいけど、言っていいのかどうか躊躇することはありませんか?
また、すっと相手に気持ちよく伝わるときもありませんか?
それらの言葉は、それぞれどこの「おもい」からくるのでしょうか?

4月18日(土)no.25 コミコレのテーマは、「想い」です。


 言葉を発するとき、直感的に言うことが思い付いたとしても、口から出すときには、相手に届けるということを意識しながら、私はアウトプットするように気をつけています。口は災いのもとですから。(笑)

 昔の私は、割りとはっきりと言ってしまうほうで、20代は許してもらえました。しかし、30代に入ると、自分の影響の範囲が広がるにつれて、相手も傷つけていたかもしれないし、そういう言葉を発してしまった自分に対しても、どこかネガティブな感情が残ったままになることがよくありました。
 そのような失敗が重なってきたとき、段々と怖くなってきて、危なっかしいかもしれないことは言わないでおいた方がいいなと思い始めました。独立して5年目あたりから急にセミナーをするのを辞めたのも、実はそんな背景もありました。

 でも、やらないことを選ぶことは簡単です。いつかやることを選べるようになるために、そこから言葉を選んで相手に届けることを考え始めました。「伝え方」について、考える日々となっていったのです。

 どこに焦点を当てて言葉を紡ぎ出せばいいのか? 検討がつかないときは、1日以上相手のことを考えてから、メールをすることもよくありました。わからないときは、とても時間のかかる作業でした。何度も何度も、問題を解くように取り組んでいくと、相手にとってその言葉でよかったようだと、次第に的を射るようになりました。

 相手を想いやりながら、相手に言葉を届けること。同意や同情とも違いますし、敬語、謙譲語などを駆使して、丁寧風に伝えるのとも違います。ポジティブに持っていくのとも違います。

 自分の都合を優先させた感じで、相手にとってはネガティブかもしれない言葉を伝えるときは、とても悩みます。直感的に言葉を発したら相手との関係を壊してしまいそうなことも、ニュートラルな観点で考え抜いてみると、真実が見つかり、相手へ感謝の言葉を自然と述べられることへも繋がっていくという発見がありました。

 今回のコミコレ「想い」では、思ってばかりで、アウトプットに躊躇する場面でも、すっと言葉が見つかりやすいようになることがゴールです。悩みから、気づきへ至り、突破口へと繋がると4時間半にしていきたいとおもいます!