本当にしたいことではない毎日。 だが、本当にしたいこともよくわからないから、 何かを変えると言ってもわからない。

 「最近、自分の芯と現実がかみ合っていないんです。今までの選択の基準との相違。皆こうするだろうで選んでしまったことを、長くやりつづけてしまった…。後ちょっとな気がするんです」

 90日コーチングを経て、「本当の自分」に近づいたことにより、今まで選択してきたものが、合わなくなってしまって、実に困っている?! というクライアントさん。極端な話、過去の自分が選んだ相手と一緒にいる未来が想像できない…というところまで、いってしまったようです。セッションを依頼したときには、「本番でプレッシャーがかかると緊張するので、乗り越えたい」が、悩みになっていたことだったので、「本当の自分に気づく」というのは、期待以上の着地点だったようではありますが…。

 本来の自分は、「のんびりで、ぼんやり、漂っていたい」と言っているようですが、今の自分は、スケジュールを書きだしてみると、母親業、仕事、趣味で、分刻みのスケジュールのようです。パートナーは、せっかちな方のようで、そういう環境にいることに慣れてしまったかのようでした。
 しかし、本来の自分に気づいてからは、今の生活だと、時間を切り売りしている感じがして、何やっているんだろう? と寝る前にむなしくなってしまうのだそうです。だからと言って、今のところやりたいこともないので、今の仕事をただ続けるか…みたいな感じのようでした。

 本当にしたいことではない毎日。
 だからといって、本当にしたいこともよくわからないから、
 何かを変えると言っても、どうしたらいいかわからない。

 どうセッションをしていきましょうか。
 クライアントさんが、思いつくままにどんどんお話を始めました。


「GW中に満足の時間があったんです。夫と娘がいなくて、息子と買い物に行ったというだけなんですけど。何も怒ることないから、息子も他人に優しくなる余裕もあったし、『楽しかったね~』と2人で言いながら帰ってきました。時間を気にしなくていい時間っていうのは、私にとってはとてもいいです」

「おお、いいですね~。息子さんにもいい変化があったんですね」

「自分の感じ方が変わったんだと思います。なにかしなくちゃいけない、が無くなったから、ゆったりとした時間も楽しめるようになって。これまでが無理していたんだと思います」

「そうですね~、だったら、ゆっくりの人しかできない仕事を探すとか(笑)」

「そんな仕事あるんですか?(笑)」

「あると思いますよ。せっかちの人が出来ない仕事というのが!」

「時間に追われるのが嫌ですね。以前にやっていたリフレクソロジーはゆっくりですね。向いていると思いますけど、やるなら、これからはターゲットを変えて、新しくスタートさせたいですね。でも今は、そこまで時間が持てないので、今すぐってわけにはいかないですけど」

「そうか、今はそれではないと。今って、どんな気持ちの毎日なんですか?」

「モヤモヤ、イライラしてますね」

「モヤ、イラですか!」

「はい。モヤイラです。ま、いいか、が流せなくなって、ダイレクトにイライラしてしまいます。いちいち夫に言い返すようになりましたね」

「ああ、私も独立して4年目ごろ、やたらイライラしていて、関係ない母に当たってしまったことがありましたね。あとから、『あの態度はなに?』とメールが来ちゃいました。イライラしているときって、自分で自分のことを責めていたり、自分に余裕がないときですよ」

「あ、わかった!夫にイライラは、過去の状態の私を求められている感じにイライラしています。向こうには、私が変わったことが分からないですからね。そこにもイライラしますし」

「イライラするときは、1人の時間が必要だと思いますよ。1人の時間が持てると、相手にもやさしくなれますしね」

「そうです!自分の時間がないんです。時間を捻出することですね~。仕事を減らしたり、子供の送り迎えもお迎えだけになると時間が作れますし。自分のスケジュールを書いたら、分刻みだったんですよ。親の言い伝えがしばりになって、働いている形が欲しいから、働くみたいになっているんです」

* * * * *

「このセッションを申し込んだら、変化が始まったんです。そう言う人よくいませんか?(笑)」

「よくいらっしゃいますよ。申し込んだら、もう変わったって。(笑)で、どうしたんですか?」

「昨日、私、疲れているかもと気づいて、9:30に寝たら、翌朝、五感が敏感になっていたんです。花、風の匂いが心地よかったです。10時間くらい寝ると調子がいいんですよね~」

「それは、ずいぶん長いですね。(笑)ゆっくりすることですかね。そのなかで、自分のやりたいことが、きっとこれだって見えてきますよ。本来の自分が居心地良い状況にするってことですかね」

「そうですね~。『ゆっくりする』という予定を入れちゃおう。自分のペースでできるように、スケジュールをゆるくしていきます」


 私もせっかちなところがあり、イライラが絶えない時期がありました。「なにかしなくちゃ」と焦る私に、スピリチュアルカウンセラーが、「ゆっくりしなさい」という意表を突く言葉を言ったので、「滝に打たれなくていいんですか?」と言葉を返してしまいました。そんな私に「ほらまた、自分を責めている」と突っ込まれて、イライラは、自分責めから来ていることに気付いたことがありました。
 そこから、無理矢理ゆっくりするようになり、ゆっくりしている中で見つかる幸せや、生み出せるものがあることにも気づけたのです。

 クライアントさんにとって、「今の自分の基準で選んでみる」という時間が次に必要なのでしょう。休息の中で気付いていき、こちらに余裕があれば、周りも変化していくことにつながるのだと思います。息子さんに怒ることがなかった日が、息子さんの優しさも引き出したように。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分が心地いいときはどんときですか?

0コメント

  • 1000 / 1000