先日の「上司と話がかみ合わないのはなぜか?」という記事のなかで、「理論的」な言葉を使うのか? 「感情的」な言葉を使うのか? という違いがコミュニケーションギャップを生んでいるのではないか? ということを書きました。
クライアントさんとしては、色々な人とコミュニケーションを取れるように今後なっていきたいとのことで、理路整然なビジネスの場では、「具体的に、数字を入れて、ビジネス用語を使って話す」ということを意識してみては? という課題が見つかりました。
どこにギャップが生まれているのか? が見えたことで、クライアントさんも頭の中が整理され、取り組んでみようという気持ちも生まれたようです。
さて、今回のセッションも「コミュニケーションギャップ」がテーマでした。クライアントさんの感じている世界を私も共有できるような質問をしていきながら、真実を探していきました。対話で振り返ります。
「私、話すのがそんなに得意じゃないんです。言葉が出てこない。仕事で相手から何かを訊かれたときとか、さっと出てこないんですよね。同僚が言うには、言葉が文章ぽいと。もっと単語で短く話した方がいいんじゃないかと言われたんです」
「文章ぽいですか。確かに、他のクライアントさんのセッション準備用紙と比べていると、文字数はすごく多い方ですね。どっちがいい悪いというのはないけれど、まあそれは特徴でしょうね。なぜでしょうかね?」
「そうですね。メールでも文章が多いと言われます。細かく説明しないと、行き違いになってしまうこともあるだろうし。自分が伝えることは伝わっているのかな? って考えたりします」
「なるほど。相手に細かく伝えるためなんですね。でも、受け取る相手にもっと受け取り方をお任せしてしまってもいいような気もしますが、ああ、そっちにとったか、と。そのまま話を流してみようとかね。どうなんでしょう?」
「この前、ある2人のやり取りを見ていて、『一部なんだって?』とAさんが言って、Bさんが、『はい、一部です』って答えたんですけど、その話、なんかかみ合っていないなと思って、確認してみたんです。そうしたら、Aさんは、『一部上場』のことで、Bさんは、『会社の部署が1部』って意味だったんですよ」
「なるほど。そういうコミュニケーションギャップねぇ。ありますよね。相手の言う『それ』は違う物だったりすること。そういう誤解が嫌ってことなんですね」
「そうなんですよ。だから簡潔に言わないと、と思って、長くなってしまうか、すぐに答えられない状態になるんです。で、そういう誤解は、よく生まれるものだと気付いていない人も結構いますよね」
クライアントさんとしては、色々な人とコミュニケーションを取れるように今後なっていきたいとのことで、理路整然なビジネスの場では、「具体的に、数字を入れて、ビジネス用語を使って話す」ということを意識してみては? という課題が見つかりました。
どこにギャップが生まれているのか? が見えたことで、クライアントさんも頭の中が整理され、取り組んでみようという気持ちも生まれたようです。
さて、今回のセッションも「コミュニケーションギャップ」がテーマでした。クライアントさんの感じている世界を私も共有できるような質問をしていきながら、真実を探していきました。対話で振り返ります。
「私、話すのがそんなに得意じゃないんです。言葉が出てこない。仕事で相手から何かを訊かれたときとか、さっと出てこないんですよね。同僚が言うには、言葉が文章ぽいと。もっと単語で短く話した方がいいんじゃないかと言われたんです」
「文章ぽいですか。確かに、他のクライアントさんのセッション準備用紙と比べていると、文字数はすごく多い方ですね。どっちがいい悪いというのはないけれど、まあそれは特徴でしょうね。なぜでしょうかね?」
「そうですね。メールでも文章が多いと言われます。細かく説明しないと、行き違いになってしまうこともあるだろうし。自分が伝えることは伝わっているのかな? って考えたりします」
「なるほど。相手に細かく伝えるためなんですね。でも、受け取る相手にもっと受け取り方をお任せしてしまってもいいような気もしますが、ああ、そっちにとったか、と。そのまま話を流してみようとかね。どうなんでしょう?」
「この前、ある2人のやり取りを見ていて、『一部なんだって?』とAさんが言って、Bさんが、『はい、一部です』って答えたんですけど、その話、なんかかみ合っていないなと思って、確認してみたんです。そうしたら、Aさんは、『一部上場』のことで、Bさんは、『会社の部署が1部』って意味だったんですよ」
「なるほど。そういうコミュニケーションギャップねぇ。ありますよね。相手の言う『それ』は違う物だったりすること。そういう誤解が嫌ってことなんですね」
「そうなんですよ。だから簡潔に言わないと、と思って、長くなってしまうか、すぐに答えられない状態になるんです。で、そういう誤解は、よく生まれるものだと気付いていない人も結構いますよね」
「ああ、いますね。私もコーチを始めた頃、『なんでよ!』って思うこといっぱいありましたもん。今は、相手と自分は全く違うと理解するから、『○○さんの言う、××ってこういうことですか?』とか、確認しながら話を進めていますよ。でも、気付かないでそのままになっている人多いでしょうね~」
「そうですよね。前の職場では、相談に乗る仕事をしているところだったので、『違う』と認識しながら、会話を進める人が多かったので、そんなことはなかったんですけど、今の職場は、確認せずに進んでしまって、『え、そんなことも知らないの?』と言う感じになるのが嫌なんですよ」
「そうか、相手の反応が気になるってことなんですね。そんなことも知らなかったの? と言う感じの。でもそれって、日本人のメンタリティーですね。自分たちは同じだろう、みたいな島国的な考えは基本あると思いますよ。だから違うとびっくりしちゃうみたいな。でも、国際人であるならば、違いは当たり前のことだから、『どう言う意味?』って確認しますよね。まあ、自分は常に『確認をしながら話を進める』ってことを決めておけばいいですよね。相手は、そのまま進んじゃうみたいですけど、まあ、そういうメンタリティーだと理解しながらいけば」
「そうですね。私のいたこれまでの環境も、語学をやっていたのもあるので、違うのが当たり前と認識する人の方が多かったので、今の職場は、違う環境にきたので、私も相手を理解するということを、勉強をするところなのかもしれないですね」
というような話の流れになりました。
私はコーチの仕事を始めたことで、「相手と概念が違うだろうから訊いてみよう」ということが前提で話を進められるようになれたのです。
それ以前は、「何で、相手はそう考えちゃうわけ? 意味わからない。それって違うでしょ」と思って、相手と自分との違いに、勝手に落ち込んだりしていました。そして、他の人にそのことを話してみて、「なんだ、そういうことか。自分と相手は違うんだ」って初めてわかって、心がやっと落ち着く、なんてこともよくありました。
自分は違いを理解しようとしても、昔の私のように、相手は「ええ、なんで????」というまま、気付いていない人も多いと思うので、そういう人がいる場合、妙に驚かれるということも考慮にいれておくと、淡々といられるでしょう。
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「そうですよね。前の職場では、相談に乗る仕事をしているところだったので、『違う』と認識しながら、会話を進める人が多かったので、そんなことはなかったんですけど、今の職場は、確認せずに進んでしまって、『え、そんなことも知らないの?』と言う感じになるのが嫌なんですよ」
「そうか、相手の反応が気になるってことなんですね。そんなことも知らなかったの? と言う感じの。でもそれって、日本人のメンタリティーですね。自分たちは同じだろう、みたいな島国的な考えは基本あると思いますよ。だから違うとびっくりしちゃうみたいな。でも、国際人であるならば、違いは当たり前のことだから、『どう言う意味?』って確認しますよね。まあ、自分は常に『確認をしながら話を進める』ってことを決めておけばいいですよね。相手は、そのまま進んじゃうみたいですけど、まあ、そういうメンタリティーだと理解しながらいけば」
「そうですね。私のいたこれまでの環境も、語学をやっていたのもあるので、違うのが当たり前と認識する人の方が多かったので、今の職場は、違う環境にきたので、私も相手を理解するということを、勉強をするところなのかもしれないですね」
というような話の流れになりました。
私はコーチの仕事を始めたことで、「相手と概念が違うだろうから訊いてみよう」ということが前提で話を進められるようになれたのです。
それ以前は、「何で、相手はそう考えちゃうわけ? 意味わからない。それって違うでしょ」と思って、相手と自分との違いに、勝手に落ち込んだりしていました。そして、他の人にそのことを話してみて、「なんだ、そういうことか。自分と相手は違うんだ」って初めてわかって、心がやっと落ち着く、なんてこともよくありました。
自分は違いを理解しようとしても、昔の私のように、相手は「ええ、なんで????」というまま、気付いていない人も多いと思うので、そういう人がいる場合、妙に驚かれるということも考慮にいれておくと、淡々といられるでしょう。
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