「快適だけれど、やったほうが安心だ」緊急性の低い行動について考えてみるセッション。

 「快適だけれど、やったほうが安心だ」くらいに思っている緊急性の低い行動について考えてみるセッションでした。90日コーチング5回目です。1回目のセッションから「転職活動をした方がいい」とおっしゃっていたので、職務経歴書なども書くところまではいきました。しかし、エントリーしようと思うと、過去のトラウマが邪魔をして、恐くてできないとおっしゃるのです。

 とりあえずエントリーして、後は相手が決めることだからと、頭でわかってはいても、恐怖心が理由となって、行動を妨げているようでした。傍から聞いていると、行動しない理由をつけているだけだと、言いわけのように聞こえてきますが、本人の中では大きな問題なのです。私だって、どうしたらいいかわかりません。とにかくクライアントさんの話を聞いてみることにしました。

「会社がなくなる前に転職した方がいいとは思うんですよね。だけど、日々の暮らしは問題ないないですし。日々の小さなことに満足できますし」

「会社がなくなるというときになったら、動くんでしょうかね」

「そうなるでしょうね。だから今はしなくても困ることはない」

「だったら、今はしないと決断する?」

「決断ができないんです。会社が倒産してからでは不安です。もう少し早くしておくんだったとなりそうです」

「なるほど。だったら、予行演習をする感じで、いつかのための準備はしておいた方がいいですよね。いきなり、会社がなくなりました、からするのは手遅れと感じるのですから」

「そうですね。準備はいりますね」

「ですよね。発表会だって準備しないとうまくいかないですからね」

「そうですね。準備と思えばいいのか…」

「これまでも、○○の勉強をしてきたわけですよね。これは、履歴書に書けるから、準備はしておいてよかった、になりますね」

「そうですね。それも準備してきてよかったことですね」

「準備が安心感を生むんじゃないですか? 毎日が予行演習」

「予行演習と思えばできそうです」

「なんか、防災訓練みたいですね。備えあれば憂いなしですよね」

「そうですね。防災訓練。(笑)それと、もうひとつ不安なんですが、転職活動が上手くいくと、信じようと思っても信じられないんですよ。信じれば叶うって言うけれど、信じられないです」

「そりゃ、信じられないですよね。いいですよ、信じられなくて。信じようと思うということは、信じられないから信じようと思うんでしゃないでしょうか。信じようと思わなくても、快適な暮らしは叶っていますよね。叶っているものは、信じようとしていないんです。信じられないことは、事実から悪い妄想について考えすぎてしまいますよね」

「はい。考えすぎて疲れました」

「シンデレラは、『勇気と優しさ』をずっと信じてきたけれど、お城でのパーティー当日に、継母の仕打ちが辛すぎて、とうとうなにもかも信じられなくなっちゃったんですよ。その瞬間、魔法使いが現れて、叶ったんです。つまり、信じることを諦めた途端、叶う。魔法使いが現れれば叶うんですよ」

「魔法使いが現れると思えば、信じられそうです(笑)」

「でしょ。最近、クライアントさんにこの話をすると、信じられちゃうんですよ」

「私は、過去にうまくいかなかったことを整理すれば、信じられるかと思っていたんですけど、そうじゃなかったんですね~」

「だって、過去のことをいろいろと話して整理してみても、信じられないでしょ。考えるのも疲れたと思いますし。諦めた途端に現れますから」

 これまでのセッションは、寄せては返す波のようでしたが、そこも扱わないとクライアントさんの中で、考えることが疲れるところまで達しなかったと思うので、そこを踏まえての5回目のセッションだったと思います。

 X-DAYのために、防災訓練はしておきましょう。

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