行動に移せていないことを改善したい。

 「変わりたいと思っていることがあるが、なかなか変われないことについて」というテーマのセッションでした。仕事に生かすために傾聴の勉強はしたことがあるけれど、コーチングは初めてとのことでした。

 いつもストレスになることは同じで、10年くらい改善できていないことがあるようです。コミュニケーションスキルのことや、整理整頓のこと、また、例えば英語の勉強をしようと思って、教材までは買うけれど、結局進んでいないこと…。「こうしよう」と思うことが行動に移せていないことを改善したいとのことでした。

「やりたいことはあるんです。だけど本を買って、そこで止まっていることが多いですね」

「未完了が多くありそうですね…」

「そうです、未完了になっていますね」

 しかし、最近ある資格の勉強をしたときは、ちゃんと講座も続き、資格を取るところまで進められたようです。毎朝の運動もご主人と一緒にやることで、続いているとのこと。
 コミュニケーションや仕事のクオリティーアップに関しては、苦手だったら準備をすればいいとも思うけれど、結局ギリギリの用意となり、案の定深まっていなかったことを後から反省するという繰り返しに。
 続いていることと、やろう! と意気込んだわりに、ストップしていることと、2つあることが見えてきました。

 ある程度決められた流れができているものや、人と一緒にやると続くということです。「人の助けを借りたらどうですか?」と私はフィードバックしました。

 続いていないものは、宣言まではするけれど、後は本を買って終わりとか、自分で自分のモチベーションを上げて頑張らないといけないもに偏っていました。
 自分との闘いになりそうなことは、確かな目標があるときは続くかもしれませんが、例えばジムみたいな、入会したら後は個人の自由の通い方だと続きにくいものです。習慣にするところまで辿りつけない人も、少なくありません。

 私は、色々なことを継続できていますが、続く理由は、「好きな先生に教わっているから」です。ボイトレも、英会話も、コーチングも先生がいるから続けられます。しかもマンツーマンです。ヨガは、1対1だと辛すぎると思いますので、10人くらいのスタジオがちょうどいいです。(笑)

「次のボイトレまで、この前教わったことをマスターしておこう」「今回のレッスンでは、このトピックについて話そう」「次回のコーチングまでに進めておこう」など、リマインダーのようなものが働いて、上達へと繋がっています。

 クライアントさんの場合、「一人でやることは続かない」というのがはっきりしてきました。仕事のクオリティーを上げたければ、コーチにどのように進めていけばいいか、相談に乗って貰えばスムーズです。
 自分でいくつもビジネス書を買って、読まないでいることのストレスも同時に解消できるでしょう。

 芸能人のかくし芸大会は、プロの先生に教わっているから、素早くマスターできているのではないでしょうか。子供のころから、私はそんな風に思っていました。

 段々とクライアントさんの中でも、今まで試したことのない「人の力を借りる」という方法で、今まで抜けきれなかったところから、抜けられそうな、そんな未来のイメージが広がっていったようでした。


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セッション後、感想を頂きました。

思い切ってセッションに申し込んで良かったです。

新たな視点がいくつかありました。
☆人の力の借り方について
☆早口の改善方法について
☆言葉が上滑りな感覚から抜け出す方法について
☆スピード感が大事ということについて
片づけの期日を2月までとしたがもっと早くやるようにすること

12月にやろうと決めてギリギリなって達成しても2月までにやると決めて
12月に出来た方が気持ちいい気がします!

新たな視点は周りの人に話していてもわからなかったことだと思います。

では、次回もよろしくお願いします。
今日はありがとうございました。

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 自分で抜けられない時は、人の手を借りればいいんです。それは、悪いことではなく、助け合っていくために人がいるんですから、むしろ自然ではないかと思います。