思い込みから自由になるには?

 『ひとみずむ』も書いて頂いた方の4年ぶりの単発セッションでした。その後、仕事、ご家族、自分自身といろいろなことがあって、今はまた次の人生の過ごし方を決めていくようなスタートに立った頃のようでした。

「子供も大きくなったし、自社のスタッフにリーダーを任せるようになってきたし、ようやく自分がどう生きるか? が焦点になってきている気がするんですよね。それで、自分の軸みたいなものを考えたいんです」

 早速、会社についての話になりました。自分がまとめていたところを、新しいリーダにまとめてもらうようにしたそうです。しかし、外から見たら、リーダーらしいリーダーに見えるようですが、内側はコミュニケーションがうまくいっていない感じがしていて、リーダーを周りがかなりフォローしているようでした。クライアントさんは、ご自身のことを待てない性格だとおっしゃっていて、リーダーの進行を待てなくてフォローをしているという感じだそうです。

 おそらく普段の会話では、「大変ねぇ。フォローしないと回らないリーダーなのね」となるでしょう。ニュートラルな観点で物事を見ているとこんなフィードバックになります。

「結果的に回っているわけですよね。周りでサポートしながらやっていく体制ということもありですね。いろいろなチームの形がありますし」

「そうか。確かにそうですね。スタッフの人たちも『リーダーが機嫌よくしてくれれば』と言いながらフォローに回っているので、私だけが、それではいけない、と思っているんでしょうね。思い込みか…」

 そこで、クライアントさんがご自身のことに気づきました。

「あなたは、皆のお陰でできているんだよ、と言いたいんですよ、私(笑)。そこを俺はすごいだろ~みたいになっているのが鼻につくんでしょうね…」

「なるほど」

「まあ、でもそういうことは、そのうちリーダーが気づくんでしょうかね~。いやーそれにしても、私セッションを受けていたときと、また同じ問題に戻ってる???」




「あの頃はスタッフたちをどう育成していくか?に悩んでいらして、そこについてのスキルが身についたわけですよね。人にはできるようになったところまで進んだから、これからは、自分に矢印が向いてきたということじゃないですか」

「ああ、よかった。そうですね。進んでいますね。自分の一生懸命さが、うざいときもあるんですよ。(笑)相手に要求してしまうから。それにせっかちなんです私。関西で言うところの、いらちなんですよ」

「本当にせっかちですか? 部下の人にどうかかわっていますか?」

「じっくり考えてほしいから。私は意見を言うくらいですね。その子がどう言う風にやりたいのか聞いて、流れを聞いて、どうするのか聞いてやっていますね。仕事が遅いのがイライラするんです」

「仕事を間に合わせるために声をかけているとも言えますよね、みんなにどうしたいか? 聞きにまわれていますし、せっかちと違うのでは?」

「あれ? 人にはせっかちでないのかも。自分にせっかち?」

「コーヒーを出すときに、ソーサーにコーヒーこぼしたことあります? せっかちだったら、2次災害起こしますよ、コーヒーをこぼすでしょう」

「コーヒーはこぼさないです、私。(笑)」

「せっかちというよりも、てきぱきできているということでしょうかね」

「人から、きっちりできているとよく言われますね」

「せっかちはダメと自分を責めているのでしょうかね? 自己否定?」

「褒められると、いやいやいやって、昭和の謙虚さを見せようとしますね。(笑)自分はまだまだここじゃない、というのがあるんですよ。謙虚というより、傲慢だわ。(笑)」

「それって、リーダーにも似てますね」

「わっ、だから、自分はすごい、と言うところが鼻につくんだわ。(笑)」

「あははは」

「旦那と比べているのかな? よく働く、尊敬するけど、比べている。まだまだもっと自分は向上できる!と」

「頑張っているひとは、向上すると考えなくても、向上していくものでは。向上しようとか考えなくていいですよ」

「え!そうなんですか。考えなくても向上できるんですか、私! すごい、堀口さん!」

「そうですよ。だったら、もっと突き抜けましょうよ。松岡修造の『できる』Tシャツを着て」

「あははは。まだ、それは着れないな。(笑)」

「ということは、熱さが中途半端だ。(笑)70度くらいですね」

「70度はぬるいですね」

「十分に熱いけど、まあぬるいです。100度行ってないですから」

「突きぬけてはじめて、冷静と情熱のあいだですね」

「あははは。太陽くらい熱くいきましょう。太陽は月を照らすためにいるんですよ。見えないくらいまぶしいから、見てもらえない存在ですけどね」

「え、それは寂しいですね」

「だけど、太陽がないと、寒くなってしまうから、いないとダメな存在なんですよ」

「わ、それいいですね。そうなりたいです」

「隠居というよりも、太陽になるってことですね」

「いいですね~」

「70度はぬるいって、筆で書いて、会社に貼っておいたらどうでしょう」

「新年の書き初めにします(笑)」

せっかちと言いながら、せっかちでもなく、熱いんですと言いながら、ぬるかったようですね。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

★セッション後、感想を頂きました。

セッションありがとうございました。
久しぶりに笑いました!

「せっかち」と「熱さ」が売りだったはずのわたし(笑)。
どうやら、違っているようです。

新しい自分発見。
面白くなってきました。

新年の書き初めは「70度はぬるい!」
初笑いになりそうですね。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

 自分で自分のことをどう評価しているか? その評価が思い込みとなって、自分のイライラになっていることも少なくありません。相手を見たときも、実は自分を見ているようだから、イライラしてしまうのです。自分はこうだ、と思っていることは、果たして本当なのか? セッションを通して客観視していったら、それは思い込みだったことに気づけました。

 諸行無常の世の中ですから、「自分はこうだ」とあまり決めつけずに、形を変えられる自由さがあると、どんどん進化していけるのではないかと思います。


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