発信しなさい、ってよく言われるけど、発信って何ですか?

 「発信ってなんなんですかね? 周りに発信したらいい、と言われるんですけど、アドバイスも貰ったんですけどね。でも、そういうのは自分とは違うなとか思ったりして、じゃあ何すればいいの? って止まってるんです」

 前回のセッションで、そんな話になったので、「まずは、やりたくない発信についてと、今やろうと思っていることについてを紙に書いて、ビリビリに破ってみたらどうでしょう? そうしたら、潜在意識にある本当の想いがでてきますよ 」と提案しました。

 それから1週間後、急遽セッションを早めたのは、私のほうもいいアイデアが浮かんだからです。途中のメールのやり取りのなかで、「こうしましょう」というのが決まったので、この日のセッションは、実際に作業しながら内容も考えるということをしていきました。


 ある言葉を考えるとき、「芸能人で、こういう言葉があって...」と私が例を挙げると、「まだ自分は…」と反射的にクライアントさんが答えたので、「いやいや、そこへ行くんだから。どっちかというと、そっち系でしょ! 世界に発信ですよね」と私は当然のことのように言いました。クライアントさんは、あっさり「あ、そうか」とわかったようでした。そこで潜在意識にあった願望が顕在意識に上がった瞬間だったと思います。スイッチが見つかったように見えました。改めてライフコーチは、COACH(馬車)なんだなと、感じた瞬間でした。潜在意識から顕在意識に導くCOACHです。

 そういった作業をしながら、「こういうことが、発信することか!」と、クライアントさんが腑に落ちたようです。発信とは、やってみてわかることなのです。


 12年前、私は初めてWEBを使った発信を始めました。ちょうど発信したいと思ったとき、そういうツールが、一般の間でも普及し始めたころで、いいタイミングでした。「毎日はお店に来ないでしょうから、お客様が知らないことを届けたい!」ということで書き始めました。やりながら、「これからは、雑誌の代わりになっていくだろうから、BLOGが雑誌みたいになったらいいんだろうな」と思ったのです。そこから「発信」になっていきました。

 普通の店長なのに、いつのまにか全国にファンがついたりして驚きました。封書でファンレターまで届きました。お店の住所を調べて書いてくれたようです。

 他のクライアントさんが、「次のステージを決めたい」というテーマでした。そのステージのフレーズみたいなものも欲しいということでしたので、「利他的」という言葉を提示しました。

 私は、不特定多数の人に向けて、何かお役に立てるものを…と発信を始めたら、とたんに運がよくなったり、自分の未来の想像がありありとできるようになり始めたのです。もちろん、そんなことになろうとは、想定外のことでした。ただ、自分の精神的な成長として、他人へ意識が向くことが必要だったので、自然にやったことでした。俗にいう(言わないか? 笑)、宇宙銀行預金が増え始めたようです。

★What's new?


※残席3となりました。



※残席は、大阪15日、16日、名古屋18日 各2席です。