自分の内側からの通り道をよくするための5つのポイントとは?

 クライアントさんの案件として、"How to sell"というテーマがあります。施術や人の相談、サービス、芸術家など商品は様々です。

 昨日のクライアントさんは、どちらかというとサービスと芸術と両方の要素のある方で、自分の売り方に数年試行錯誤されてきているご様子です。クライアントさんは、スキルも高く、WEBも自分で作れてしまうので、これまできっと何十回もフェイスのモデルチェンジをされてきたんだろうなと思います。
 会社を辞められたようなので、今度こそ本業でいく覚悟でしょう。先日のセッションで発信の軸を話し合ったことで、フルモデルチェンジのHPが出来上がっていました。

 しかし、それでもまだ迷いがいっぱいあるご様子でした。対話の途中で「目標は何ですか?」と改めて確認しました。そのあとに、「人に何を提供して、どんな風に人がなるといいですか?」と質問すると、「そこはイメージがわかないんですよね」と返ってきました。

 クライアントさんがおっしゃった目標は、ゴールのようにも捉えられる感じがしたからです。「自分はこうなりたい」と言う感じと、「世界が平和になりますように」の違いはわかるでしょうか?

 私も35歳くらいに、そのクライアントさんと同じような葛藤をしていました。独立した最初のころは、「出版をしたい」とか、自分がどうなりたいか? の目標を掲げていました。

 私の迷いが消えてきたのは、「対話で世界平和」という目標ができたあたりからです。そのためにゴールがいくつかあって、それに対して、毎日の課題がある。というように今は、「目標・ゴール・課題」の三段階構成になっています。ブレません。

 「自分」というものから離れて、世の中をより良くするための一員のような、そんな立ち位置にもなりました。日々のちょっとしたことですが、昨日も、今日も、電車で席を譲りました。私自身の目の動きも変わっているのです。自分のことだけでなく、周りも観ていることが増えたから、席を譲る必要のある人が目に入ってくるのです。利他的になると、潜在意識の働きもよりよくなるようです。執着が抜けるからでしょうか。

 発信するにしても、自分のことだけでなく、受け取る相手の感じも感じとりながら、文章を書けるようになりました。数年前まで、5時間掛かっていたことが、今頃報われてきました。自分が試行錯誤してきた分、クライアントさんを導くことへと応用できています。

 3月にコーチングを始めた、芸術系のクライントさんはかなりの努力家で、私も速攻でメールの返事するので、ものすごいラリーを繰り返し、(笑)2か月もしたら、チャンネルがもうあってきたようで、大役のお仕事を引き寄せていました。90日コーチングを60日で終了させた人も初めてです。そのまま継続してお手伝いをしていくことになりました。2か月前、「全然、行動できていないんです」と言っていたことが嘘のようです。目覚めのスイッチを見つけることが、私の仕事なんだなと思わせてもらいました。

 冒頭のクライアントさんの「迷い」。チョウの「さなぎ」のようです。きれいなチョウになるために、必要なプロセスなのではないかと思います。あとは、どこを向いたらいいのか? 次のセッションで、顕在意識上の迷いをいろいろと吐き出してみて、整理して、チャンネル合わせにむかっていければいいなと、思ったりしています。

 まとめると、自分の内側からの通り道をよくするための5つのポイントとは?
 「利他的」、「目標・ゴール・課題」、「努力」、「勢い」、「顕在意識で考えていることを出す」が、キーになると私は考えています。